2015年11月27日

昭和を代表する好きなモノ嫌いなモノ目白押し

 日本の国民的スポーツを上げるとしたら…。
 野球・相撲・柔道、とくるだろうか。
 その中でも、やはり二大巨頭は野球と相撲だ。
 昭和にうたわれた、子どもの好きなモノ。「巨人、大鵬、卵焼き」。これに対して、子供の嫌いなモノ。「江川、ピーマン、北の湖」。
 好きなモノにも嫌いなモノにも、両方野球ネタと相撲ネタが入ってくる。それだけ国民の間でツーカーで通じる話題だったのだろう。最近は情報量が多すぎて、それほど多くの人が同じ話題で盛り上がることがなくなってしまったのだが。このころは野球も相撲も重要な盛り上がりツールだったに違いない。

 今週は、その野球と相撲がまさに話題の中心となった。
 19日に行われたWBSCプレミア12。予選で勝った韓国と再試合。先発の大谷投手が7回まで投げ切って3−0のままマウンドを降りた。が、このあとの継投ミスでなんと逆転負け。見出しには継投ミスの文字が並んだ。が、ここは小久保監督、デイリーに感謝したほうがよい。危うくこの負け試合で20日付朝刊を1面ジャックしてしまうところを、デイリーが阻んでくれたのだから。19日に故中村GMのお別れ会が甲子園であったようで、そちらが1面に。そして、デイリーの凄いところは、2面3面も阪神記事。…WBSCは⁉って誰もデスクに突っ込まなかったのだろうか。そんなことを言ったらデイリー社内では非国民呼ばわりなのだろうか。

 そして翌21日。こちらは子どもの嫌いなモノに挙げられていた「北の湖」理事長の突然の訃報。なんと1面ジャック。
 ちなみに2013年1月20日付朝刊、好きなモノの「大鵬」の訃報も、1面ジャック。
 昭和を代表する両横綱が逝ってしまったのは、その全盛期を知らぬ人たちにも一抹の寂しさを与えたに違いない。
 憎らしいほど強すぎて嫌われてしまった北の湖元横綱だが、訃報のニュースでの特集をみると、普段の生活でとても根の優しい温かな人だったようだ。こうして1面ジャックをし、ファンだけでなく国民すべての人に新たな一面を見せて、人生の花道を歩いて行ったのは、ある意味幸せだったのではないだろうか。

 好きなモノの代表、大鵬だけでなく、嫌いなモノの代表にされてしまっていた北の湖元横綱の訃報も、同じ1面ジャックの扱いで敬意を表したスポーツ紙記者の心遣いに、粋を感じた今週の1面であった。


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2015年11月20日

全盛期のはずのラグビーが…

 今週のスポーツ紙1面ブログは、1面を飾れなかった無念の側から語りたい。
 というのも、ほぼほぼ今週の1面は野球のWBSCプレミア12の話題で埋め尽くされていたからだ。
 もちろん、小久保監督のもと、大舞台での新侍JAPANの初陣である。
 そして国民的スポーツ野球の日本代表であり、5戦連勝、4強まで進んで次の準決勝は宿敵韓国、というところまできた。そりゃあ、こぞってスポーツ紙の1面は侍JAPANにするだろう(まあ、あの1紙はいつも通りアマノジャクな感じで、タイガース連日1面なのだが)。

 だが、それ以上にもっともっと近年では稀にみる注目度の高さから、今年こそは1面に何紙か載せてもらえるのではないかという淡い期待を抱いていた業界があったのだ。
 そう。ラグビー界である。
 今ここで、その注目の根を絶やしてはいけない。そう、選手も協会も思っていたはずだ。
 そして一番1面をとりやすいはずだった、五郎丸選手の所属するヤマハ発動機の試合は11月14日だった。対トヨタ自動車。試合結果は11対18でヤマハ発動機の勝利。
 これは大いに期待していたに違いない。
 が、蓋をあけてみれば15日の朝刊は日刊スポーツ1紙のみが五郎丸選手で、他は8強に進出を決めた侍JAPAN3紙、タイガース1紙、そしてよくわからんが翌日の競馬予想1紙(サンスポである)。侍JAPANはまだわかるが、サンスポの中では競馬予想>五郎丸だったのである。
 加えてラグビーの、特に選手にとってはショッキングなことに、開幕戦のチケットは完売と発表され、試合会場は満席になるはずだった…のだが、完売とされていたため当日券はなく、2万人収容の秩父ラグビー場は1万792人で、空席が目立ち、昨季よりも観客が少なくなってしまったのだ。
 全国紙のコメントにも選手の悲哀が掲載されていた。「僕たちがどんなに頑張っても、協会はそれに応えてくれない」と。
 まあ、こんなに大注目されている中のリーグ運営は、今までなかっただろうから、協会トップ・広報もミスしちゃったのだろうと思うのだが、選手の言いたいことも分かる。
 満員御礼で華やかにリーグを開幕出来ていたら、もしかしたらもっと1面に載れたのではないかという希望的観測もあっただろう。

 だが、運も実力のうち。
 前日に侍JAPANの試合が重なってしまったのも、運のうち。
 侍JAPANが期待通りに大活躍しているのも、運のうち。
 それらをひっくるめても1面を獲れるような、そんな強いラグビー界になってこそ、2019年のホスト国になれるのだ。頑張れ、ラグビー界‼

 そして来週のブログこそはWBSCで決まりだろう。デイリーの1面は望めないにせよ。


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2015年11月13日

とにかく明るい1面(「安心してください、まじめなブログです」)

 浅田真央のネームバリューはいまだ健在だった。
 もちろん、大会の結果が伴ってのことだが。
 中国北京で行われたフィギュアスケートGPシリーズ。羽生結弦とともに今回大きな大会での復帰戦として、大注目されていた浅田真央。結果、羽生君がミス連発で6位に沈んだことで、スポーツ紙の1面は真央ちゃん一色になった。
 なんと、11月7日朝刊はショートプログラム首位で、11月8日朝刊は優勝で、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、東京中日の4紙が2日連続の1面だった。
 え、トーチュウも?と驚くことなかれ。彼女の地元である。中京大学に通っていたし、日本にいる間は愛知のスケートリンクでも練習している。トーチュウもそれなりに真央ちゃんの応援紙なのである。
 実際、この復帰戦TV放送されていたのだが、なんと地元名古屋での瞬間最高視聴率、40.5%。関東では36%。いずれも真央ちゃんの演技している時間である。録画放送で、既に結果の分かっている試合であるにも関わらずのこの視聴率。名古屋の地元愛は格別なのだろう。最近だと「半沢直樹」が最終回で42.2%という視聴率だったが、それにせまる勢いだ。大多数の役者の演技VS浅田真央一人の演技でこの僅差は、圧倒的に真央ちゃんの勝ちなのではないだろうか。
 そんな大活躍のあった華やかさから一転、1面に黒い霧がたちこめたのが水曜日朝刊。
 デイリーがデイリーであってよかった‼と思った巨人軍の関係者もおられたことだろう。危うく巨人3選手無期追放で1面ジャックしてしまうところだったのだが、デイリーがまたもや金本虎の話題でワイワイしてくれたおかげで、不名誉な1面ジャックは免れた。
 いや、本来ならライバル球団を糾弾(シャレじゃないッス)するはずのデイリーが一緒になって巨人を糾弾しなかったのは、野球界を慮ってのやさしさかもしれない、などとポジティブに考えてしまうのだが。まあ恐らく、単に虎愛が強すぎるだけなのだろうが。

 ただ、少なくともスポーツ紙全体でスポーツ界を盛り上げていく気概が欲しい。
 今週に入ってから、ロシア選手の国主導でのドーピングも大きな話題になっているし、これからスポーツを始めようとする子供たちやアスリートを目指している子供たちに明るい希望を持たせられる力を、スポーツ紙は持っていると思うのだ。もちろん、アスリート自身の活躍如何によるところでもあるのだが。
 浅田真央ちゃんの笑顔を2日連続1面に持ってきたような、そんな明るい1面が連日見られることを、国民全体の意見として、代表して1面調査隊から申し上げたい。


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2015年11月06日

今更ながら…デイリーという壁

 先週のブログで最後に少し触れたが、やはりソフトバンクの圧勝で終わった日本シリーズとなった。
 だからなのか、意外なほど1面もあっさりしていたように思う。
 もう数日前からトーチュウとデイリーはそれぞれ、「我関せず」という姿勢がありありと見て取れるくらい、ドラゴンズとタイガース一色であった。まあ、今に始まったことではないのだが。
 それなりに日本一をとった球団に対しては、尊敬の念をこめて1面くらい飾ってあげたらいいのに、と思ってしまうのだが、トーチュウは藤井選手のFA宣言、デイリーにいたってはこの日に1面にすべきほどではない、金本監督による藤浪選手の鉄人化計画。…まあ、藤浪選手のファンや熱いタイガースファンはやはり興味を示すのだろうか。金本監督と、藤浪選手の名前が見出しに載っていたら、読んでみようと思うのかもしれない。

 …だが、その翌日のデイリースポーツの見出しは、タイガースネタが切れてしまって仕方なくそれを1面にしたのではないかと思うものだった。確かに、他のスポーツ紙も大した1面ではなかったのだが。
 「2軍投手コーチ 本紙評論家高橋建氏」
 …2軍投手コーチ。…本紙評論家。…高橋建氏。マイナーだ。すべてがマイナーすぎる‼デイリーを熟読している人のみぞ知る、高橋建氏(いや、もしかしたら元広島カープの選手なので広島ファンも知っているかもしれないが)。
 あえてのこのマイナー路線推し。何と言われようと1面はタイガースという姿勢を崩さぬ気骨精神。
 それのおかげで1面ジャックできたかもしれないネタが今までも多々あったが、デイリーという高い壁があるからこそ、本当の1面ジャックの喜びが生まれるのかもしれない。
 人間、枷がないと何事も燃えないものだ。
 全国のアスリート、そしてチーム、クラブ、球団よ。デイリーという高い壁を打ち破れ。
 その時、1面ジャックの本当の喜びを手に入れられるだろう‼

 ちなみに、スポーツ界的にはようやく波がやってきて、ちょっと引き際だったラグビー協会に、今週ビッグウェーブが再びやってきそうだったのだ。いや、やってきた、のか。
 なんと、五郎丸選手が今回のW杯で世界の15人に選出されたのである。もちろん、日本人としては初である。日刊スポーツなど、南アフリカ戦勝利に続いての大事件として1面にもってきていた。しかし、五郎丸選手の名声も他にスポーツニッポンが1面にしていたくらいで、他は推し団ばかりの1面だった。
 ようやくラグビーに注目が集まって、五郎丸というスーパースターも得て、そのうえそのスーパースターが15年W杯ドリームチームの15人に選ばれたというのに、たったの2紙。デイリーどころか、スポーツ報知やトーチュウの壁すら壊せない。
 ラグビー界の1面ジャックへの道のりは、まだまだ先が遠いようである…。頑張れ、ラグビー界‼


posted by 調査担当 at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする