2016年02月26日

明日の五郎丸

 今週、読売新聞で恒例の全国世論調査スポーツ編が掲載になった。読売新聞は、日本では購読者数NO.1を誇る媒体である(まあ、長きに亘って購読している人・巨人戦のチケットが欲しくて購読している人がたくさんおられると思うので、年配の方・巨人ファンのほうに購読層としては偏りがあるかもしれない)。
 
 そんな読売新聞がアンケート調査を定期的に行っているのだが、結構スポーツ紙1面とリンクするものがあるのだ。
 好きなスポーツ選手ランキング1位は、去年に引き続き錦織圭選手。言わずもがな、男子テニス界で世界トップレベルの能力を有する選手。インタビューでは英語ペラペラなのも憧れる要因の一つだろう。日本人は、外国語ペラペラな人に弱い。
 2位と3位は日本のフィギュアスケート界を牽引する羽生結弦選手と浅田真央選手。
 4位は日本の誇る安打製造機イチロー選手。いつでも冷静沈着に自己管理をして結果を残す男。同年代からすれば、憧れの生きざまではないか。ただ、フツーの人間はあそこまでストイックには生きられない。見ているだけで十分だ。
今年は大リーグでの3000本安打記録がかかっていることもあり、今週の1面は意外にもイチローフィーバーだ。主体で1面にあったのは2紙だけだったが、見出しにも「イチ」が使われ、写真も載っているのを合わせれば、4紙の1面でイチロー選手がお目見えしたのだ。こんなリーグ戦真っ最中でも何でもない時期にしたら、とても珍しい是非ともこの波に乗って3000本安打を達成し、1面ジャックを成し遂げていただきたい。イチロー選手なら、できる‼
そして5位は昨年の13位から大幅にランクアップ。二刀流、大谷翔平選手。こちらも先週から1面の常連さんである。アメリカでのキャンプでもメジャーのスカウトから熱い視線を送られており、それだけで1面を獲っちゃう男である。
6位には内村航平選手。日本体操界の星である。オールラウンダーであり、しかも団体戦では常にチームのことも考えての結果を残せる、頼りになるエースである。そりゃあ、上位になるだろう。
7位。この選手が一番の大躍進だろう。ラグビー日本代表の五郎丸歩選手。多分、1年前の今日、この名前を耳にしても、世の中のほとんどの人が知らなかっただろう(すみません、五郎丸選手)。
だが今や、この名前を知らない人のほうが圧倒的にマイノリティーになってしまったくらい、全国にその名を轟かせた。流行語にもノミネートされ、札幌雪祭りでは雪像にされ、羽子板にもなり、その他さまざまな賞を受賞していた。多分、ラグビーの認知度も上げた。
同じくらい1面に縁がなかった柔道は、未だに1面ではほとんど見かけない。そしてそれはやはり人気バロメーターのスポーツ紙1面が表している結果であり、今回の読売新聞のアンケートでも、見るのが好きなスポーツでは柔道はランク外。ラグビーは上位10項目の中には入らなかったものの、去年の調査から倍に伸びたのだ。
これを見ると、やはり1面の力は偉大だなあと思ってしまうのは、私だけではあるまい。やはり駅やコンビニにズラッと並べられた見出しや写真のインパクトは、相当大きいと思われる。アスリート自身も、そこに自分の顔が載るのは一種のステイタスだろうというのは想像に難くない。

今回の五郎丸選手のようなパターンもある。まだまだ名前の知られていない選手でも、1面に載ることで一気にブレークする可能性を秘めているのだ。それが、1面のパワーなのである。是非とも、未だ名前の知られていないアスリートたちも、明日の五郎丸を目指して頑張っていただければ、と思う。
その時、1面でご対面しましょう。


posted by 調査担当 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

インフルの猛威、最大級

わが社では、ただ今インフルエンザが猛威を振るっている。
 毎日毎日、仕事柄新聞を何紙も読んでおり、インフルエンザの流行の件も知っていたのだが、身近にそれが起きないと、やはり実感というのはわかないものだなあと思う。
 1面でもとんとお見かけしない。
 数年前のDeNAの監督になってすぐの中畑前監督がキャンプイン直後にインフルエンザにかかって、1面に何紙も取り上げられ笑いを誘っていたが、あれほどインパクトがあると、さすがに「ああ、今インフルエンザの時期なんだ」と思いはするのだろうが。

 とりあえず、このブログをご覧の皆様も、何はさておき、手洗い・うがいをしっかりなさいますよう。

 さて。ようやく今週に入って清原容疑者ネタが尽きてきたのか、飽きてきたのか、どちらかは定かではないが、この話題に関してはグンと減少した。

 かと言って、何かが集中して注目を浴びるというわけでもなく、何となくこの野球のキャンプ時期特有の、記者の弛緩が感じられる。
 ネタなら、結構いくらでもあるのだ。
 あれほど騒がれた、ラグビー日本代表の五郎丸選手が、とうとう世界最高峰リーグのスーパーラグビーで、レッズの一員としてデビューしたのだ。ゴールキックまで決めている。それなりに注目を浴びてもよさそうなのに、ラグビーネタに強いサンケイスポーツしか五郎丸選手を1面で扱ってはいない。今年のサラリーマン川柳の入選作にも「ましゃロスの 妻を救った 五郎丸」とまであるくらいなのに。低迷していたラグビー界に光をあてた男の晴れ舞台なのに…。
 それから、アメリカで行われた男子テニスメンフィス・オープンで、錦織圭選手がなんと4連覇を達成した。エルビス・プレスリーのゆかりの地らしく、トロフィーではなくギターが贈呈されており、ギターを抱えた錦織選手の姿は、全国紙でも取り上げられていた。
だが、スポーツ紙の1面を飾ったのは、またもや1紙のみ。こちらはスポーツニッポン。
 そして日刊スポーツのみが1面で大きく取り上げたのが、セリエAの本田圭佑選手。こちらもジェノア戦で483日ぶりにゴールを決めたのだ。これまで大した働きがなく地元でも酷評ばかりだった本田選手だが、この試合は地元紙も7.5をつけるほどの高評価。483日ぶりって…1年以上ぶりで。それってFWとしてどうなんだろうとも思ってしまうのだが。まあそこはあまりナショナリズムに水を差すまい。
 芸能+スポーツもスクープされた。モデルの押切もえとロッテの涌井選手の熱愛発覚。まあ、押切もえ自身が年季の入ったモデルなだけに、あまり注目度はなかったのか、こちらもサンケイスポーツ1紙のみ。別のイベントでマツコ・デラックスがこの熱愛報道について意見を求められていたが、「全く興味ないわね」と言っていた。結構その辺のところ、スポーツ紙記者の感性と似ていたのかもしれない。この日ふられた話でマツコ・デラックスが一番食いついていたのが、意外にも小澤征爾氏のグラミー賞受賞ネタだった。結構なファンらしい。
 と、結構なネタが、しかもキャンプイン中でこれぞといった話題もない中チラホラあるのに、1紙のみが1面というパターンが多かった。
 何となーく、って感じで1面のネタを決めていたのだろうか。「これでいいんじゃないすかね」的な。

 …それとももしかしたら、スポーツ紙編集部でもインフルエンザが猛威を振るっているのかもしれない。次々とデスクが倒れて「明日の1面はこれだ‼」と指揮をとる人もおらず…といった状況だったのかもしれない。
 来週になったら、続々と回復したデスクたちが陣頭指揮をきちんととり、息のあった1面が並ぶのかもしれない。うん、きっとそうだ。恐るべし、インフルエンザ。


posted by 調査担当 at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

息子の名前

 ここのところ、スポーツ紙の1面は元プロ野球選手の清原の話題でいっぱいだ。
 1面を並べてみていても、うんざりする。いつもなら、「ああ、またデイリーの壁が…」とか「トーチュウが…」などと思うところなのだが、今週に限っては、潔く清原離れをして通常の推し団での1面に戻っているこの2紙が目の保養になっている。
 この2紙の反骨心溢れる「何が何でも推し団」の姿勢は、この1週間は私以外のスポーツ紙愛読者の心の支えにもなったものと信じている。

 そんななか、米ツアー参戦中の男子プロゴルファー、松山英樹選手が、アメリカツアー2勝目をあげた。米ツアーで3勝している丸山茂樹に次いで2勝目だ。
 しかもまだ23歳ときた。これからまだまだ活躍できるであろう年齢だ。3勝どころか、5勝、10勝狙ってもおかしくない。だからなのか、スポーツ紙1面記者。
 なぜこんな特大ネタを、たったの2紙1面で終わらせる。
 ゴルフなんぞ、スポーツ紙読者層の好みのネタど真ん中ではないか。毎日清原の話題にするよりも、日本列島を明るくするような話題を1面で提供してくれてもよいだろうに。

 それにしても、「まつやまひでき」と「まるやましげき」とても音が似ている。今こうして書いていると、如実にわかる。母音の並びが一緒であり、「ま」「やま」「き」のある場所も一緒。これはもしかしたら、男子プロゴルファーで世界的に活躍する名前の音なのではないだろうか。
 自分の息子の名前がたまたまこの音の並びであったら、是非ともゴルフクラブを握らせてみていただきたい。もしかすると、ものすごい才能が開花するかもしれない。
 この助言で息子さんが成功したなら、いつの日か、教えていただけると大変うれしい。

 全くスポーツ紙1面とかけ離れた話題になってしまった…。が、たまにはこういうのも悪くない。スポーツは、あらゆる話題を提供してくれる、大きな存在なのである。


posted by 調査担当 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月05日

激動の年、2016

 ベッキー騒動やSMAP騒動に明け暮れた2016年1月がようやく終わり、相撲界で日本人力士の10年ぶりの優勝で明るいスポーツ1面が戻ってきたかと思われたのだが。
 月が変わり2月。なんと驚きのニュースが飛び込んできた。
 元プロ野球選手の清原和博氏が覚せい剤所持で逮捕と。
 テレビでもネットでも深夜に速報が流れたくらいに、日本列島に衝撃が走った。
 深夜ということもあって、翌日3日の朝刊にはデイリーとスポーツ報知は間に合わなかったようだ…。どうなんだろう、もしかしたら、あえてだったのかもしれない。元々大阪PL学園出身の清原選手、そして巨人軍にも在籍していたことのある清原選手を、この2紙は親心として信じたかったのかもしれない。まだ、容疑者だ、ということで。
 だがしかし、事実は残酷だった。
 4日の朝刊に出たのは、逮捕時の状況。片手に注射器、机に覚せい剤という…。 
 4日の朝刊は、悲しいかな、1面ジャックしてしまったのである。

 1月はSMAP存続で1面ジャック、2月は清原の逮捕で1面ジャック。
 2015年、なかなか出なかった1面ジャックが、2016年は立て続けにこの短期間ででてしまった。しかもあまり国民が笑顔になれる話題ではなく…。SMAPのことも、そもそも解散騒動から始まってのことなので、歓迎されるネタではなかったはずだ。

 確かに、社会的に影響の大きい彼らだからこその、マイナスネタでも1面ジャックなのだろう。ただ、そこに国民の幸せと笑顔はない気がする…。

 もうすぐ3月。4月になればこのブログもなんと7年目に突入する。
 なんだか、これほど激動の年明けは初めての気がする(大震災の年も、3月11日までは平凡なキャンプ記事ばかりだったので)。
 だが、喜ばしくはない。
 もっと明るい1面ジャックが日本列島を駆け巡ることを期待したいと思う。


posted by 調査担当 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする