2016年11月24日

11月の大雪がもたらした1面

 本日、朝からみぞれ混じりの雨だったのが、雪に変わり、東京では54年ぶりの11月の初雪を観測した。
 降るぞ、降るぞと2,3日前から予報では言われていたけれど、最近結構天気予報が外れることもあったので、さほど気に留めていなかったのだが、本当に雪になった。

 さて。東京に初雪をもたらしたこの寒気。数日前にすでに北海道には強い寒気がなだれ込んでおり、23日には最高気温−4度という11月とは思えぬ極寒の気温を記録している。そうなってくると、やはり北海道をもってしても「聞いたことがない」くらいの11月としては異例の猛吹雪に見舞われているのである。

 この北海道の大地をホームグラウンドをおくのが、先日大谷翔平選手の大活躍によって日本一の栄光を手にした日本ハムファイターズなのだが、一時は大学にまでメディアが押し寄せていたほど有名人だったハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が所属している。
 もう既にスポーツ紙の1面ではお目見えしなくなってきた彼だが、なんと野球とは別の話題で1面に取り上げられたのだ。
 それが、北海道美瑛町で起きた横転事故による人命救助。漫画のような、本当にあった出来事。対向車線を走っていたミニバンがスリップ、横転した際に、ミニバンから運転していた男性を助け出したというもの。
 23日のスポーツ紙朝刊では、なんとスポーツニッポンと日刊スポーツの2紙が1面に取り上げられていた。もちろんスポーツ紙だけでなく、テレビのスポーツニュースやネットでも話題になっていた。スポーツニュースでの記者に対する受け答えは昔の好青年の面影を残すような「居合わせただけで大したことはしていないが、人としてできることをしただけ」と優等生コメントをしていたが、どうやらネットの住人達には辛辣なコメントをされてしまっているようだ。
「プレーでも活躍してほしい」なんてものは序の口。「プロ初白星が人命救助」とか「戦力外通告されているかと思ったら人命救助してた」なんてものから、ひどいのは「斎藤佑樹に助けてもらってまで生きたいとは思わない」とか。
…斎藤佑樹が可哀想とかそんなんでもなく、別の意味で人間性を疑ってしまうのはわたしだけだろうか…。
そんなんだから、スポーツ選手も芸能人も「エゴサーチ」を自ら禁じている人が多いのだろう。いいじゃないか、素直に「人命救助、すばらしいね」で。本人だって、プレー以外でプレー以上の注目を浴びているのはいたたまれない気持ちもあるだろうし、そこをわざわざ他人が匿名でほじくり返すのは、大人げないと思うのだが。

スポーツ紙の1面が、素直に「人命救助」として1面で称えていてくれたことが唯一の救いであろうか。

 めげるな、ハンカチ王子‼ファンでは決してないけれど、悪意あるネットコメントには屈してもらいたくないのが、スポーツ紙1面調査隊なのである。


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2016年11月17日

フィッシング詐欺1面

 17日朝刊。
 コンビニや駅の売店に並ぶスポーツ紙1面の見出し。
 「原口」「元気」「ハリル監督」の名前が踊る。そして意外や意外、デイリースポーツまでも「原口」‼
 そう、16日に行われた男子サッカーのロシアW杯のアジア予選。もう後がない、日本が対戦するのは現在予選B組1位のサウジアラビア。これは勝ち点3をとるしかないという、背水の陣での勝負。ドローも許されない。
 結果、今までの功績・実績から、ハリル監督も海外組の香川・本田両選手をスタメンで使ってきたのだが、恐らくこの試合は、自分が信じる感覚でスタメンを決めてきたのだろう、その采配が的中したようで、新メンバーの活躍と、彼らの活気あふれるプレーがさく裂した。
 2点先取のあと、後半、気が緩んだ(ように、私からはみえた)一瞬のスキをついて、1点返されたが、その後あちらに退場者がでたこともあって、無事に逃げ切った。この返された1点がなければ、得失点差で実はB組トップになれたのだが。まあ、そこはまだまだ予選が続くので、とりあえずは置いておこう。

 で、今回のサウジアラビア戦、1点目は清武選手のPK弾。2点目は原口元気選手。この2点目が決定弾になったことで、17日の見出しには「原口」「元気」の文字がおどったのである。ここで驚くべきは、なんとデイリースポーツまでもが「原口」1面だったのだ。

 「おっ」と思ってデイリースポーツを買ってしまった方は、彼らの老獪な手法にダマされてしまったわけである。この原口、阪神の「原口文仁」選手なのである。そんな1面にするほどのネタではないので(まあ、毎日のように阪神ネタで1面にすることもないネタが続いてはいるのだが)、この日ばかりはあえて当ててきただろうとこちらも邪推してしまうのだ。これは16日のサッカーの話題は読み漁りたい方々をターゲットにしたフィッシング詐欺に近くないだろうか…。言い過ぎだろうか。いや、でもレジにくらいまで持っていってしまった人は必ずいるだろう。
 1面調査隊から一言申し上げたい。デイリースポーツの記者の方、堂々とサッカーも応援しませんか‼



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2016年11月11日

1面におけるネームバリュー

 ネームバリューの重要度は、高校生にまで影響を及ぼすものなのか、と今更ながらに1面トップを飾る難しさを感じた1週間であった。
 春の選抜を決める都大会、清宮君率いる早実が決勝まで残った。夏もメディア・ファンの集客率には目を見張るものがあったが、結局この時は決勝までいくことなく、怪物と呼ばれた清宮君一人の力では甲子園は難しいということを実証したのだったが。
 今回、清宮君は、実は決勝で5打席、全て三振してしまっているのである。全く快音を響かせていないのである。
 その次打席の1年生の4番野村選手がきっちりと最後に2ランを打って劇的なサヨナラ勝ちとなったのだ。
 まさにミラクル。メークドラマ。清宮君も、後輩ながら頼もしい野村君に去年までの自分を重ねたかもしれない。1年生は、重圧を必要以上に感じてしまうか、もしくは怖いもの知らずで何も恐れることなく実力以上のものを発揮できるか、2パターンに分かれるであろう。1年前の清宮君や、今回の野村君は、後者に相当するのかもしれない。主将になって必要以上に重圧を感じてしまったのは、今回の決勝での清宮君かもしれない。
 それが空回りしたとしても、きっちりと後ろで受け止めてくれる、頼もしい後輩がいるからこその全国区に出られるチームとなりえるのだと思う。
 が、今回センバツ出場を決められたのは、これまでチームをまとめてきた清宮君の力はもちろん大きいが、サヨナラ2ランを放った実質的な立役者は野村君だったはずだ。
 それが、蓋をあけてみれば、清宮君一色。清宮君が胴上げしている写真ばかり。いいのか、それで。スポーツ紙記者よ。主将だとしても、決勝で5打席空振り三振だった清宮君を1面にして、野村君には見出しですら触れていないのは、野村君の今後に影響しないのか…。どうか、腐らないでセンバツでも活躍していただきたいものである。ひたすら、この若武者のために祈るばかりである。

 そんなこんなで野球ばかりが1面を賑わす日本のスポーツ紙1面だが。
 なんと。めったにない、まさに世界的政治ネタが1面を獲ったのである。それも、日刊スポーツとスポーツニッポンという、スポーツ紙の中心的役割を担う2紙の。
 もう想像はついていると思うが、アメリカ大統領選挙の結果である。もちろん、1面はトランプ氏の大見出しとアップの写真。
 ほんとーーーーーに、滅多に政治の話題が1面を獲ることはないのである。スポーツに関係ない政治オンリーの話題が1面を獲っていたのは、東日本大震災後の崩れ落ちている原発炉への対応以来じゃなかろうか。日本の選挙の翌日ですら、1面を獲ることは殆どない。谷亮子とか、元スポーツ選手が当選したとか、そんなことくらいだった。一気に国も話題も飛び越えて日本のスポーツ紙の1面を獲ったトランプ氏は、ある意味「さすが」の一言につきる。ネームバリューはやはり世界規模だった。


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2016年11月02日

新“持ってる”男、大谷‼

 もう少し引っ張るかなーと思いきや、案外第5戦、6戦であっさりと決まってしまった。引き延ばしての、第7戦で黒田投入、そして黒田最後の試合で勝利で優勝なんてプランを広島は考えていたのだろうが、そんなにうまく事は運ばないのが現実だ。
 それに引き換え、日本ハムは出し惜しみなく、泣いても笑っても今年のシリーズはこれがシーズン最後とわかっていて大谷選手をだせるところで出した。投げては165キロ、代打で出てもきっちり打って結果を出すという、恐るべし二刀流・大谷選手。
 で、この日本ハムの優勝だが、1面の結果はというと、5紙1面。広島が勝利だったら恐らくデイリーも日本シリーズにしていたのだろうが、敗北を喫したので、あえて触れずにまさかの競馬予想。
 日本ハムの優勝を1面にした5紙にも、色が出た感じもする。大谷選手を見出しに、優勝とした紙面が3紙。栗山監督が1紙。大谷選手は今シーズン、自他ともに認める中心選手だからこれはわかる。栗山監督も、わかる。サッカーだって、誰が点を決めようと、「ハリルJAPAN」が見出しになることはよくある。監督が率いているのはその通りなのだから。もう1紙は、何故か中田選手。今年そんなに目立った感じもなかったが…。大谷選手や栗山監督を抑えての1面見出しゲッツ‼

 それでも、今年の日本ハムの優勝は、やはり大谷選手あってこそだったなという総合的なイメージが残るが、優勝した栗山監督をもってしても、「最後に黒田投手の試合が見たかった」と言わしめた黒田投手の存在感は、広島カープ関係者でなくとも、納得だろう。是非、本当に最後の最後で引退試合があるとするなら、そこで大谷選手との投手対決が実現していただけると、スポーツ紙も盛り上がることだろうと密かに願っている。


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