2016年11月11日

1面におけるネームバリュー

 ネームバリューの重要度は、高校生にまで影響を及ぼすものなのか、と今更ながらに1面トップを飾る難しさを感じた1週間であった。
 春の選抜を決める都大会、清宮君率いる早実が決勝まで残った。夏もメディア・ファンの集客率には目を見張るものがあったが、結局この時は決勝までいくことなく、怪物と呼ばれた清宮君一人の力では甲子園は難しいということを実証したのだったが。
 今回、清宮君は、実は決勝で5打席、全て三振してしまっているのである。全く快音を響かせていないのである。
 その次打席の1年生の4番野村選手がきっちりと最後に2ランを打って劇的なサヨナラ勝ちとなったのだ。
 まさにミラクル。メークドラマ。清宮君も、後輩ながら頼もしい野村君に去年までの自分を重ねたかもしれない。1年生は、重圧を必要以上に感じてしまうか、もしくは怖いもの知らずで何も恐れることなく実力以上のものを発揮できるか、2パターンに分かれるであろう。1年前の清宮君や、今回の野村君は、後者に相当するのかもしれない。主将になって必要以上に重圧を感じてしまったのは、今回の決勝での清宮君かもしれない。
 それが空回りしたとしても、きっちりと後ろで受け止めてくれる、頼もしい後輩がいるからこその全国区に出られるチームとなりえるのだと思う。
 が、今回センバツ出場を決められたのは、これまでチームをまとめてきた清宮君の力はもちろん大きいが、サヨナラ2ランを放った実質的な立役者は野村君だったはずだ。
 それが、蓋をあけてみれば、清宮君一色。清宮君が胴上げしている写真ばかり。いいのか、それで。スポーツ紙記者よ。主将だとしても、決勝で5打席空振り三振だった清宮君を1面にして、野村君には見出しですら触れていないのは、野村君の今後に影響しないのか…。どうか、腐らないでセンバツでも活躍していただきたいものである。ひたすら、この若武者のために祈るばかりである。

 そんなこんなで野球ばかりが1面を賑わす日本のスポーツ紙1面だが。
 なんと。めったにない、まさに世界的政治ネタが1面を獲ったのである。それも、日刊スポーツとスポーツニッポンという、スポーツ紙の中心的役割を担う2紙の。
 もう想像はついていると思うが、アメリカ大統領選挙の結果である。もちろん、1面はトランプ氏の大見出しとアップの写真。
 ほんとーーーーーに、滅多に政治の話題が1面を獲ることはないのである。スポーツに関係ない政治オンリーの話題が1面を獲っていたのは、東日本大震災後の崩れ落ちている原発炉への対応以来じゃなかろうか。日本の選挙の翌日ですら、1面を獲ることは殆どない。谷亮子とか、元スポーツ選手が当選したとか、そんなことくらいだった。一気に国も話題も飛び越えて日本のスポーツ紙の1面を獲ったトランプ氏は、ある意味「さすが」の一言につきる。ネームバリューはやはり世界規模だった。




posted by 調査担当 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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