2017年07月21日

「日本人」であることは、そこまで重要か

 常々思うことがある。
 日本は島国精神が根強い。
 特に、古くからの由緒あるスポーツを見ているとそう思う。ここ最近では、大相撲がその筆頭だろう。まあ、御前試合なんかで帝の御前で取り組みをしたり、神聖なスポーツだったわけで。今も日本人だって女性は土俵を踏めないという、かなり時代に即していないスポーツなわけだ。

 今回、大相撲名古屋場所12日目にして、1047勝をあげた横綱白鵬。つい先日、怪我のため大きな期待を寄せられていた稀勢の里が戦線離脱したところだった。久々の日本人力士だったため、連日稀勢の里報道ばかりだったのだが、白鵬の最多勝利記録更新もかかっている重要な意味を持つ場所だったのである。
 そして、木曜の名古屋場所12日目、とうとう現浅香山親方(魁皇)の記録に並ぶ1047勝をあげたのである。
 本日、金曜日のスポーツ紙1面は4紙が白鵬だった。まあ、デイリーはともかく。4紙白鵬で、少し安堵できた。今までこれでもかというくらい「日本人力士」である稀勢の里一辺倒だったので、そこまで排他的にならなくても…と思っていたのだが。無事に4紙1面で飾ってくれて、調査隊としては良かったと思っている。
 以前からこのブログ、白鵬に肩入れし過ぎなんじゃないかと思われている人もいるかもしれないが、朝青龍関とか、問題を起こしたり、はたまた横綱になっても結果を残せない力士が続出したり、八百長問題、部屋でのパワハラ問題などが勃発して、一時期相撲人気が低迷していたところを、白鵬がひとりで頑張って相撲界を支えてくれたと、私は感じているので、味方になってあげたいというのが、本音である。

 実際はそこまで相撲が好きなわけでも、必死に結果を追い続けているわけでもなく。逆にみなさんのほうが日本人力士に肩入れし過ぎなのでは?と思っているだけのことで。

 そして、恐らく今日か明日か、どちらにせよ近い将来、最多勝記録を更新することは間違いないだろう。
 その時、スポーツ紙はどういう扱いをするのか。
 また、大相撲の世界では、今でも日本国籍を持つものしか親方になれないという規則が残っているのだ。最多勝記録を樹立しても、10年も前に日本人女性と結婚している白鵬でも、日本国籍ではないと親方になれないのだ。
 これほど相撲界に貢献しており、強さも実証済なのだから、そういう凝り固まった日本特有の考え方を改めてはいかがだろうか。きっと、スポーツ紙記者の方々のなかにもそういう考えの方はおられることだろう。
 最多勝記録を樹立した際に1面にするときは、是非、この問題について、大きく取り上げていただきたいと思う。…とはいえ、本日の1面でも結構触れられていたのだが。
 でなければ、なぜ世界各国に出向いてまで、相撲界に勧誘してくるのだろう。大体、引退後に親方になるという道すら阻まれているのだったら、海外から勧誘してくるのはたんなる自己都合にすぎないではないかと、少しばかり苦言を呈したい。

 逆に、今回のこの親方問題は、相撲を世界的なスポーツにできる千載一遇のチャンスかもしれない…と思うのは私だけだろうか。


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2017年07月14日

少し中だるみなスポーツ紙1面の時期

 甲子園の時期がやってきた。
 あの観客動員数が半端ないスーパー高校生清宮君の、最後の夏がやってきた。

 今年の宣誓は清宮君だったのだが、前日のリハーサルは、混乱をきたすであろうという理由から、代理人が出席したとのこと。宣誓ごときでそんなに大騒ぎされるかね、と思うのだが、それなりに注目されていたようで。しかも、先日多くの人に勇気を与えつつも亡くなられた小林麻央さんのブログの言葉を引用しての宣誓は、とても心に響くものだった。
 彼は、人に伝えることもうまい。彼の言葉で、今まで感動させられたことは何度もある。
 上級生が引退する夏、結果は敗戦で終わったのだが、「生まれ変わってもまた、(今の上級生たちと)一緒にプレーしたい」とか。それらは「清宮語録」と巷ではよばれるほどである。…少なからず、上下関係の厳しい部活動で、また一緒にやりたいなんてと驚いた人もいるだろうが、やはり清宮君クラスになると、上級生もぐうの音も出ないのかもしれない。

 で、今年の宣誓だが。「野球を愛してます」というところから始まり。「野球の神様に愛されるように」と続く。麻央さんの言葉が心に残って…と後になって言っているので、海老蔵氏もブログで「感激した」とコメントしている。
 この本番の宣誓翌日、3紙が1面だった。ホームランを打ったわけでもなく。打点を伸ばしたわけでもなく。ただの宣誓で1面を3紙とれるとは。やはりリハーサルでの混乱を回避されるだけのことはある。

 ここ最近は特に1面の大きなネタがなかったからかもしれない。
 ほぼプロ野球のネタばかりが毎日続く。名古屋場所が始まって、稀勢の里が注目されていたが、活躍していたらもしかしたら5紙稀勢の里、などはあり得たと思う。が、どうにも不調でというより、痛めた左腕が完治していないらしい。で、1面になるのは、「休場せよ」という話ばかり。
 せっかくの空前の相撲ブームでも、1面の波に乗り切れない。
 なんだか、スポーツ界全体がモチベーション下がっている感がある。

 だからだろうか。1面調査隊の調査対象に入っていない唯一のスポーツ紙東京スポーツの1面が、1週間以上松居一代VS船越英一郎なのは…。
 そろそろ、飽きてきたのだが…。
 甲子園で新たな高校球児ヒーローが出てこないだろうか。日本列島を明るくするような。
 この夏の暑さを吹き飛ばすような、爽やかな活躍で、1面を彩っていただきたい。


posted by 調査担当 at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

「負けました」

 3週目に突入。藤井君。14歳でここまで世間を騒がせたのは、かなり珍しいだろう。
 浅田真央選手が年齢の関係で五輪に出られるか出られないかの時もかなりフィーバーした気もするが…、それでも「大志」と書かれた扇が売り切れになったり、昼に頼んだ出前のメニューまで事細かに報じられたりなどというのは、前代未聞である。何てったって14歳の中学生だ。ポテトチップスを買い食いするようなお年頃である。麺が好きで出前も麺類ばかりだが、わたくし個人としては、「好きなモノ、頼んでるだけじゃん」と思うのだが、子供を秀才にしたい親御さんたちはこれから日々、麺類を食卓に並べるのかもしれない。

 「負けました」。そう、藤井君に、30戦目にして黒星がついてしまったのである。14歳であっても、「負けました」は屈辱的だろうなと思う。勝負の世界に生きている人間は、少なからず言いたくない台詞だ。きっと彼の心に、この日の対戦はいつまでも残ることだろう。そして負けてしまったのは、対戦相手の佐々木五段にだけではなかったのだ。デイリースポーツにも負けてしまったのだ。
 結局この黒星がついた対戦の翌日、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、東京中日スポーツまで、揃って「負けました」の1面だったのだが、デイリースポーツだけは阪神タイガースだったのだ。結局、1面ジャックは1度もとれなかったことになる。28勝目の1位タイ記録の際はサンケイスポーツに阻まれたが、29勝目、30戦目はデイリースポーツに阻まれたのだから、結果デイリーの壁の前に敗れ去ったと同じことだろう。
 そして6日木曜日の黒星後初の対戦では、苦戦しながらも勝利をあげて言ったセリフが「今まで通りとは思っていましたけど、前回負けてしまっているので、以前より若干勝敗にこだわる感じにはなったかもしれません」とのこと。14歳でこんなことを…と大人びた藤井君に青春を楽しめばいいのにと思ってしまうのは、昭和の人間だからだろうか。
 大人である自分よりずっと精神年齢高そうな藤井君に「負けました」。



posted by 調査担当 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする