2017年08月21日

ヒデキ=野獣?

 男子ゴルフの松山選手が、世界中から期待されていた優勝のかかった全米プロの試合で、一時はトップに躍り出たものの、最終的には5位に終わって悔し涙を流した。

 何故だかこの優勝を逃した翌日、優勝を逃したことではなく、実は結婚していたことが見出しにされていた。しかも子供もできていた、と。デイリーを除く5紙が松山選手を1面にしていたのだが、そのうちの4紙は松山選手がパパだったということを見出しにしている。東京中日だけが「悔し涙」と優勝を逃した結果を見出しにした。
 ただ、このパパになっていた事実については、海外メディアもビックリしており、更に驚いていたのは、日本のメディアも把握していなかったということ。
 ここ最近の松山選手の注目度の高さなら、そんじょそこらのゲス不倫で騒がれているB級タレントよりもよっぽど話題性があると思うのだが。全くマークされずに結婚生活を送っていたんだな、と彼のポーカーフェイスぶりに私も驚きである。

 7月ごろには、ニューヨーク・タイムズ電子版で「マツヤマをみてはいけない。マツヤマは自身に対する一番厳しい批評家だ」という論調を載せている。
 ショットを打った後に厳しい顔つきで首を傾げたりするので、どんな変な方向に飛んでいってしまったのだと思ったら、実際はピンそばやフェアウェイの真ん中につけていたりする、と。
 ああ、確かに。と頷く場面も多い。少しでもベストショットの感覚と打った時がズレていると厳しい顔をしてしまうのであろう。25歳にして喜怒哀楽の喜を滅多に出さないプレイヤーも珍しいもんである。
 そう、彼はまだ25歳なのである。イメージ的に老成した感じで、もっと年上でも納得できる。そして25歳にして一児のパパとは。決断力も早い。

 まあ、そんな海外メディアからの注目も高い松山英樹選手の、海外でのニックネームは「ビースト(野獣)」らしい。先日のブリヂストン招待での優勝後に、「怪物」から「野獣」に変更になったようだ。

 それにしても「ヒデキ」という日本人、海外では人間扱いを受けないのだな、と思ってしまう。松井秀喜も「ゴジラ」だった。まあ、これは日本にいたころからの愛称だが。松山選手なんかは怪物→野獣、ってどっちもどっちだな、と。せめて、「超人」とか。そんな名称にしていただけないだろうか、海外メディアの方々。


posted by 調査担当 at 07:20| Comment(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

勝った側より負けた側の怪

 この夏は、清宮君で始まった。そして、清宮君で終わるものと思っていた。
 甲子園に出て、108号、109号ホームランを打って、記録を塗り立てて…、観客動員数も桁外れな数字をたたき出して。というような。
 スポーツ紙1面記者もそれを肌で感じ取っていたに違いない。

 しかし、西東京地区決勝で、まさかの敗退。
 衝撃的だったし、翌日31日のスポーツ紙1面でも3紙が1面で清宮君敗退を取り上げていた。目を真っ赤に腫らした清宮君のアップの写真は、スポーツ紙記者の万感の思いも感じ取れる。かくして、8月いっぱい、甲子園での清宮君の勇姿が1面を飾ることは無くなったわけである。
 
 それにしても、だ。
 東海大菅生は、決勝でこの清宮君率いる早実を破った高校なのだが、甲子園決めたにも関わらず、エースの投げ切った写真もトップに載せてもらえないというのは、少し可哀想ではないだろうか。確かにみんな、清宮君を見たかったし、新記録樹立も期待していたが、やはり相当の練習を積み重ねて勝利した側の努力も認めてあげるべきだと思うのだ。

 同じ理由で、少し前の、プロデビュー公式戦連勝記録を塗り替えた14歳藤井君の記録を止めた佐々木勇気四段も、何だか勝ってはいけないようなメディアの雰囲気を恐らく感じ取っていたには違いない。その中で勝利したのだから、精神面もかなり強いと見受けられる。

 どうしても人間は肩入れする側と相対する側の心情を見過ごしがちだが、そちら側にも色々な努力や心情があるわけで。映画「卒業」の、結婚式で逃げられた新郎ではないが。

 なんだか相対する側にも、もう少しスポットを与えてあげるようなレアな新聞もあってもよいのではないだろうか。


posted by 調査担当 at 17:13| Comment(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする