2011年04月01日

スポーツ紙も心をひとつに!! 届け、被災地に!!

 震災で重い話題が続く中、スポーツ紙はスポーツ業界で日本を明るく元気づけようと、稀にみる団結力を見せている。
そのスポーツ紙1面、どれほどの団結力だったのか。
 震災後、被災地の傷跡やプロ野球の縺れに縺れた開幕問題など、人々を笑顔にする話題に恵まれなかったスポーツ界に、新たな光を見出したのは28日朝刊。

 ドバイで27日に開催された競馬のドバイワールドカップ(世界最高賞金を誇るレース)において、ヴィクトワールピサが日本馬で初制覇となったのだ。偉業を達成した騎手デムーロは、喪章をつけて日本のために闘い抜いた。
 この勝利はきっと日本を勇気づけられる!!そう思ったスポーツ紙各社の記者は翌日の1面はこれだと決意したのだろう。そしてそれは同じ思いだったのだろう、スポーツニッポンを除く5紙が日本馬の初制覇を1面で祝福した。残念ながら、年末の有馬競馬以外ではあまり公営競技に興味を示さないスポーツニッポンは1面で取り上げなかったが、被災した方々を励ましたい気持ちは同じで、札幌を本拠地とする日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手の活躍を1面にしていた。

 翌29日の朝刊。とうとう1面ジャック賞が出た。
 甲子園で被災者への想いとともに戦っていた東北高校の試合があったのだ。震災後十分に練習も出来なかったであろう彼らの全力のプレーは、敗れはしたものの、被災地の人々に勇気を与えるのに大きな力となったに違いない。彼らへの惜しみない激励の言葉がスポーツ紙6紙の1面を埋め尽くした。日本中を感動させてくれた東北ナインに、我々からも1面ジャック賞を差し上げたい。

 そのまた翌日、30日の朝刊。
 このスポーツ紙調査隊のブログだけでなく、ジャパン通信社のブログ「日々是クリッピング道」のファンの方はご存じだろう。先日、調査隊に先駆けてフライングブログを出されてしまったが、大阪で開催された復興支援試合において、Jリーグ選抜として出場したキングカズこと三浦和良選手(御年44歳)が日本代表を相手にゴールを決めたのである。
 観客もビックリの鮮やかなシュート。そしてゴール直後のカズダンス。
 前半でフリーキックの見本のようなきれいなシュートを決めた遠藤や、岡崎のゴールもこれには及ばなかった。
 ラジオで中継したニッポン放送にも異例とも言える1000通超のメールが放送中に届いたという。「カズのゴールには本当に勇気をもらった」「カズのかっこよすぎるプレーがラジオで分かった。感動で涙がでた」と日本中を勇気づけてくれたカズを、スポーツ新聞の記者が讃えないわけはないであろう。
 ジャック賞なるか!?と思ったのだが、まさかの5紙だった。大阪開催だったのにも関わらず、やはりタイガース新聞デイリーは阪神タイガースの新井選手を優先した。まあ、こちらも先日まで選手会長として日本国民や選手たちのことを考えて、セリーグの親玉相手に戦い尽くした勇者である。1面で讃えたいデイリーのタイガース愛もわからんではない。
 それでも常に3,4面まで阪神ネタで攻め続けるデイリーも、この日ばかりは2面からチャリティーマッチだった。

 こんなにスポーツ紙が一丸となって日本を勇気づけようとする姿、それこそが感動ではないか。常に他紙のスクープに負けぬよう、独自色を崩さぬよう、色々張り合っていた6紙のスポーツ紙が、まずはスポーツで日本に光を与えようとしている。
 Jリーグ選抜に選ばれたとき、カズは言った。「こんなときにサッカーしていていいのか正直迷った。でも、許されるならサッカーで協力したかった。前に進んでいかなきゃいけない。前に進んでいかないと日本全体が終わってしまう。立ち止まるより前に進まないと。
 その第一歩を、スポーツ紙がひとつとなって今、踏み出した。




posted by 調査担当 at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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