2013年06月28日

W杯に向けてスポーツ紙より愛のムチ

 先週のこのブログで、サッカー1面降格危機を訴えた…。が、その後ザックジャパンは監督の母国イタリアと対戦し、大いに善戦したことにより、降格危機を免れたのである。

 早朝6時50分からのテレビ中継だったというにも関わらず、平均視聴率12.6%、瞬間最高視聴率15%で、国民の注目度の高さがうかがえる。
 前半2-1でなんと勝ったままの折り返しだったのだが、後半逆転され、そして1点返して追いつき、最終的に決勝ゴールを決められて惜敗した。…が、ブラジルのサッカーファンは日本サッカーに概ね好意的で、ジャパンコールが止まなかったくらい、その試合の日本は輝いていたようである。
 ・・・ただし、点を決めた本田・香川・岡崎は揃って「負けては意味無い」と悔しがっている。だが、同じ負けは負けでも、前回のブラジル戦の手も足も出なかった負け方とは違い、MVPも香川が獲ったくらいに風は日本に吹いていたのである。

 その功績をたたえ、ブラジル戦の完敗の翌日は2紙だった紙面が、イタリア戦翌日の6月20日朝刊は一気に4紙に増えたのである(残り2紙は何かは、言わずもがなである)。

 コンフェデ杯で「死のリーグ」と言われるキツイ対戦ばかりのリーグに入ってしまった日本だが、0勝は避けたいところだった。残るはラストのメキシコ戦。勝てる見込みも、そもそもメキシコが一番可能性が高いであろうことはスポーツ紙の記者だった思っていたことに違いない。
 結果はと言えば1-2で負けを喫したのであるが、メキシコだって世界ランク17位である。32位の日本がここならば・・・と思う方が思い上がっているってもんではないか。まあ、W杯に向けて世界の壁を再確認するには、いい大会だったのではなかろうか。
 という事実をつきつけるためか、メキシコ戦翌日の6月23日の朝刊はイタリア戦と同じ4紙が1面でこの「3連敗」を国民に突きつけていたのである。

 なんとなく、遠い昔1998年のフランス大会の時の日本列島の異様な盛り上がりを思い出さざるを得ない。日本と同じ組にはクロアチア、アルゼンチン、ジャマイカがいて、何勝できるか、何点取れるかで大いに盛り上がっていたのだが、蓋を開けてみれば、最後のジャマイカ戦で1点をもぎ取ったのが精いっぱい(この時も3連敗)だったのである。あれほど期待ばかり煽っていたマスコミも手のひら返すような対応だったのだが、とりあえずあの頃よりは成長したのではないだろうか、選手もスポーツ紙記者も国民も。
 「だよね、そう簡単に勝てないよね」と、冷静になる頭を持ち始めたし、反省もできるようになった。世界が見えてきた証拠である。
 なので、日本代表選手よ、メキシコ戦のあとの「3連敗」の見出しはスポーツ紙からのエールだと思って、彼らの気持ちを受け止めてもらいたいのである。決して冷たい目で見ているのではないということ、それを汲んであげてもらいたい。




posted by 調査担当 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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