2016年04月28日

チャリティー精神

 前回のブログで、九州出身のアスリートの活躍やそれを扱ったスポーツ紙1面をここで取り上げていきたいと書いた。
 が、今週に入ってその勢いは下火傾向になりつつある。

 そんな中、一人気を吐いたアスリートがいた。とはいえ、1面で扱ってくれたのはサンケイスポーツ1紙のみ。しかも、その活躍した試合が産経系列主催のフジサンケイクラシックなのだから、まあ、1面になるべくしてなったか。
 ただ、この日の試合では、「我こそが」と力を発揮していたのは大山選手だけではない。
 優勝した大山志保選手は、高校生活3年間のあと、下積み時代を含めると、7年間熊本で過ごした、被災地にとても縁のある選手である。そして、トップと1打差で2位に終わった笠りつ子選手も、熊本出身。彼女も「熊本に元気を届けたい」と息巻いていた。
 どちらが勝っても熊本県民に勇気と元気をあげられたのは間違いない。

 そして優勝した大山選手、何と優勝賞金1440万円を全額熊本に寄付したのである。
 実は彼女、熊本出身だからと今回だけ寄付しているわけではないのである。今回はもちろん思い入れも強く、大会前から全額寄付することは決めていたようだが、2011年の東日本大震災の折も500万円の寄付、2015年のヨネックスレディスの優勝賞金は、開催地新潟が2007年の新潟県中越沖地震の被災地だったため、この時も全額寄付という、ものすごくボランティア精神に溢れた粋な方なのである。
 もちろん、過去に年間の賞金女王になっているくらいだから、ある程度の稼ぎはあるのだろう。だが、全額寄付を2度もできるって、相当のチャリティー精神がないとできないことだと思う。今までの寄付金額、今回のを含めると、5000万を超えるというからスゴイ。自分が熊本出身だったら、きっとこんなに故郷を想ってくれる人の存在を、本当にありがたく思っていただろう。
 できれば、もっともっと1面で扱ってもらいたかったな、というのが1面調査隊の想いでもある。何故なら、サンケイスポーツ系列は基本的に東京・大阪・北海道が中心だからだ。九州でも出回っているスポーツ紙でもっと取り上げてもらえたら、きっともっと多くの被災地の人の目に触れたに違いないと思うのだ…。
 当の大山選手のメールには、被災地の友人から「ガッツポーズ見たよ。元気になる‼」などのコメントが寄せられたそうなので、恐らくフジ系列のTVは流されていたのであろう。

 大山選手が不運だったのは、海を越えた大陸で、ルーキーイヤーとなるマエケンが、史上最高の新人と言われるほどの活躍をしてしまったことだろうか(いや、日本人としては嬉しいことなのだが)。こちらも2紙のみだったとはいえ、やはり大リーグでの活躍はめざましく、大々的にテレビのニュースでも取り上げられていた。多分、こんな時期じゃなければ、マエケンをこのブログでも取り上げていたんだろうなと思う。

 だが、先週ここで約束をかわした通り、九州出身アスリートの活躍を優先でしばらくいきたいと思うので、少しでも被災地の方々に彼らの思いが届くことを願っている。




posted by 調査担当 at 18:38| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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