2017年04月21日

スポーツ紙1面の「忖度」

 今週は、開幕したてのプロ野球で各紙が盛り上がる中、当然巨人の菅野投手の活躍などが取り上げられていたので、無難に菅野投手になるのかな、とややテンション下がり気味だったところ(菅野投手・巨人ファンの方、申し訳ない)、海を越えてイチローがやってくれた。

 古巣シアトルマリナーズとの3連戦の最終日。1戦目、2戦目と無安打ながら、3戦目、劇的ホームランを打ったのである。
 スポーツ紙のみならず、ニュースでも大々的にやっていたのだが、マリナーズファンは、伝説になりつつあるイチローを、敵ながら快く歓迎して、応援すらしてくれていた。
 それに応えるべく、イチローも打つところを見せたいと、奮起したようだ。イチローコールが起こる中、今季初ホームランとなる1号をたたき出した。メイクドラマとは、このことだろう。イチロー自身も、シアトルのファンも、マーリンズのファンも、みんながハッピーになる、よい打撃だったのではないか。

 イチローも、本当にシアトルが大好きなようで、マーリンズに移籍後も、居住はシアトルらしい。

 43歳となるイチロー。50歳現役を目標とはしているが、いつまでバッターボックスにたてるかは、誰にもわからない。たてたとしても、そこで満足のいく結果を残せるかもわからない。そしてそれが、大好きなシアトルのセーフコ・フィールドであるとも限らない。

 1打、1打が意味を持ってくる今後のイチローの打席。その中で、こうした3拍子そろった舞台で結果を残せたことは、大きな意味を持つ。

 スポーツ紙もそれを「忖度」している。あえて「最後かもしれない」とは書かないけれど。
 それでもスポーツ紙4紙が1面で絶賛しているのは、そのメイクドラマ的な1打が、イチローにとって重要な、最後の1打だったかもしれない、ということを慮っているところがあるのではないだろうか。
 残りの2紙のうち、1紙は言わずもがな、デイリースポーツ。もう1紙は意外だったが、スポーツ報知。あれほど野球にこだわりを持つ新聞ながら、この日1面にしていたのはフィギュアスケート。国別対抗戦で、羽生選手が芳しくない結果をだしてしまった翌日だったからだが。…せめてスポーツ報知は「忖度」してイチローを1面にしていただきたかったな、と1面調査隊は思うのである。


posted by 調査担当 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ紙情報(調査Henryより) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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