2017年03月10日

侍ジャパンの変貌

 今までと違う侍ジャパンを見た。
 もちろん、侍ジャパン。何が違うのか。そう、本番に強くなったのだ!!
 今まで、逆パターンはよく見かけた。
 強化試合は順調に力を発揮して、それがいざ本番になると、ピッチャーが好投しても全く打線が機能しなかったり、そのまた逆も然りで、打線がつないで点を稼いでも、ピッチャーが崩れることもあった。

 今回、WBC直前の強化試合でもボロボロだった。
 何せ、阪神との負け試合の翌日、電車の中で隣り合った男性サラリーマンの会話でも、ボロクソに叩かれていたくらいだ。一人が熱狂的な阪神ファンらしいのだが、「おれ、すげえ阪神ファンだけど、正直、阪神相手にあの試合じゃ、マジやべえよ」と。そのあとも熱く阪神に負けたことの不甲斐なさを語っていた。阪神ファンに匙を投げられた侍ジャパンだったのだ…。直前までは。

 それが。なんとなんと。連勝‼
 強化試合では不発だった筒香選手も中田選手も、自分の働きをした。
 キューバ戦、オーストラリア戦と、きっちりとスポーツ紙の見出しにも名前を載せてきた。試合翌日のスポーツ紙の1面は、筒香選手と中田選手の名前で埋め尽くされていた。
 2日連続1面ジャック、固いだろうと思っていたのだが。パッと見、1面ジャックしているかのように見えた8日・9日のスポーツ紙1面。しかしながら、何か違和感が。
 そう、同じ野球の話題ながら、デイリースポーツのみ阪神のネタだったのである。すごいな、阪神。あの阪神ファンのサラリーマンもご満足のことだろう。
 8日・9日は、前日に阪神はオープン戦で幸先良い勝利を飾っているのである。
 そう。デイリーにとっては侍ジャパンよりも、阪神のオープン戦のほうがずっとずっと重要なのである。骨の髄まで阪神命なのだ。

 だが。それでも。藤浪選手が先発で活躍デモした折には、必ずや1面ジャックとなるのは間違いないだろう。
 侍ジャパンの1面ジャックは、藤浪選手の肩にかかっている‼
 いろんな意味で、頑張れ、藤浪‼
 



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2017年03月03日

ハッピーバースデー、カズ

  今週は…。
  先週、このブログを書いた時点では、今週も小久保JAPAN一色の一週間だろうと思っていたのだが、いや、その通りではあったのだが、かなり辛辣な1面ばかりだった。
 これではブログで楽しんでいただくこともかなうまい、と思い、今週はあえて、2月26日に50歳の誕生日を迎えた現役Jリーガー、カズを取り上げたいと思う。
 50歳で現役って、毎回出ているわけではないといいつつも、相当すごいことだろう。人生49歳で終えた織田信長もびっくりだったことだろう。
 海外のメディアもこぞって50歳のプロ選手を取り上げていた。

 自分の年の半分以下の子供たち(といっては失礼かもしれないが、十代の若者は、50代からすると子供である)と一緒にあの広いコートを走り回るのだから、日々の相当の努力が必要となるだろう。しかも、ゴールキーパーならいざ知らず(ゴールキーパーももちろん、瞬発力という点を筆頭にそうとうの運動能力を要するとは思うが)、フォワードはとりあえず走りまくるイメージがある。
 年齢を重ねるにつれて、それなりにいかに無駄な動きをなくしてのテクニックを身につけていくのだろうとは思うが、それでもかなりの運動量は必要となる。
 ちなみに、結構高齢でも活躍できるスポーツといえば、ゴルフだろう。青木功選手は現在74歳。このまえトランプ大統領と安倍首相がゴルフ外交をしていたのも記憶に新しいが、トランプさんのスコアは70台らしく、ドライバーでは285ヤード飛ぶらしい。ご自分でも16のゴルフコースを持つくらいにゴルフ大好き人間なのだ。こんなゴルフの記録をもつトランプさんの年齢は、70歳。
 アスリートではなくても、高齢になっても結構イケるスポーツのようである。ゆえにゴルフ愛好者は一定を保っているのだろう。

 話がゴルフのほうにずれてしまったが、プロでもやっていけるスポーツとして、サッカーが成り立つなんて、10年前は全く想像もできなかった。
 30歳を超えると、大抵体の衰えを感じるし、また、それも事実だ。
 だが、それを超えたのがカズ選手だった。実は、昔からそんなに好きだったわけではない。けれど、日本のスポーツ界にとっての、いろんなパイオニアであり、そこは尊敬に値すると、正直に思う。単身ブラジルに渡ったり、日本人で初めてイタリアのセリエAに移籍したり(鼻を骨折して結構すぐに帰国してきたが)、そして50歳でのプロ選手だったり。
 パイオニアがいたからこそ、次々といま、若い選手が海外に夢をはせることができていると思う。だから、これからも50歳まで頑張ろうという選手が現れるかもしれない。

 それにしても、50歳の選手って、監督のほうが若いことのほうが多いだろうなあ。相手はなんといってもあの「カズ」だし、監督としてはやりにくそう、というのが1面調査隊の正直な感想である。



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2017年02月24日

いよいよ…

 今週は、これでもかというくらいに侍ジャパン一色だった。
 あのデイリースポーツだって、阪神の選手が侍ジャパン入りとなれば話は別だ。猫まっしぐら、猪突猛進くらいに侍ジャパン一色だ。

 53勝という驚異的な記録をあげた、スキージャンプの高梨沙羅選手の勝利ですら2紙どまりだった。

 そんな侍ジャパンだが、海外組も次々と辞退し、日本球界いや、世界の野球界から熱視線を送られる男・大谷選手も怪我のため辞退となってしまった今、軸はこの人!というのが欠落しているようで、それがスポーツ紙1面にも如実に表れている。色んな選手が1面の見出しに出てくるのだ。
 そして、可哀想なのが小久保監督で、選手で注目を浴びる選手がいなくても、第1回・第2回は監督の名前だけでも日本代表を引っ張っていけた。何といっても王監督、原監督というビッグネームは強かった。見出しにも監督の名前が日々使われた。

 だが、WBC連覇によって、次期監督の重圧は相当なものとなっていって、第3回からは文字通り、難航した。候補に挙げられた監督らも、次々辞退して、結果、山本監督になり、そして優勝を逃した。優勝を逃したことで第4回目からは肩の荷がおりるのではないかと思われたのだが、この優勝を逃したときの日本全国からの糾弾は、ますますプレッシャーとなったようだ。
 何せ、優勝を逃した翌日の見出し、実際に1面ジャックしているが、「3連覇逃す」「丸投げ采配」「走塁ミス 涙」「3連覇夢散」「侍自滅」と、かなり傷口に塩を塗る内容だ。帰国後、これを目にした選手たちはトラウマになるだろう。
 そして、これに輪をかけて代表を追い込んだのが、侍ジャパンの帰国の際、空港で出迎えたのが、たったの100人という事実。これまた、1面見出しにされている。

 これは、第4回以降の監督も難航するだろうとは思ったが、実際、難航していた。
 その中で引き受けた小久保監督は、かなり勇気がいったことだろうと思う。小久保監督の気持ちを慮ってか、王元日本代表監督が小久保監督を激励した。「東京五輪まで小久保監督‼」と。
 今まで、スポーツ紙1面がアスリートのモチベーションに繋がることは熱弁してきたが、あまりに辛辣すぎるとモチベーションを下げかねないのも事実だ。
 ここは、温かく、長い目で見守ってあげるのも、メディアのひとつの役割ではないだろうか、と1面調査隊は思うのである。
 そして今日、2月24日から強化合宿がスタートする。
 来週からはスポーツ紙1面もヒートアップすることだろう。選手が切磋琢磨できるような、刺激的な1面を期待したいと思っている。



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2017年02月17日

ブログは言論の自由はあれど…

 今週は、とても書きにくい。
 何やら、テーマが決まらない。
 いや。書きたいことはたくさんある。

 しかしながら、タブーな話題で持ちきりなのだ。
 単なるブログだから何を書いてもいいじゃないか、という人もいるかもしれない。

 でも。

某国の指導者の兄が毒殺って…。言いたいことはたくさんある。スポーツ紙も15日の朝刊3紙、ガッツリ1面にしていたし。ツッコミどころは満載である。見出しを読みながら、イマドキ毒殺かい、とか。女二人にってハニートラップにイマドキひっかかるんかい、とか。
 他にも、堂々2紙1面を飾って、「出家」「守護霊」って…。というのも、信仰というのはあまり揶揄すべきところではないと思うので…。ここもこれくらいにせねば、と自重してツッコミをヒッコメてしまう。

 大人な対応というよりは、後ろにあるものが怖い、ただそれだけである。
 いや、寧ろ1面で堂々と「毒殺」とか「出家」とか、文中でも揶揄しているようなスポーツ紙記者は、実に勇気があると思われる。こんなブログですら躊躇している私からすれば、拍手ものである。

 イチサラリーマンの調査隊としては、会社のブログが炎上されるのも申し訳ないし、それこそ選挙とかで言う「刺客」じゃなく、戦国時代とか武士がいたころの本物の「刺客」が会社に乗り込んでくるのではないかと戦々恐々としてしまうのである。
 
 と言いつつも、他にこれといった話題が1面になるわけもなく。何故なら、今プロ野球はオフシーズンだからだ。ゴルフも先週松山選手の連覇を書いてしまったし。今週で話題になったゴルフというと、安倍首相とトランプ大統領のゴルフ外交くらいだろう。
 何だか二人とも上機嫌だったが、特に大統領は気分屋とお見受けするので、今日の友は明日の敵にならないように、と密かに祈っている次第である。

 やはり、今週はブログと言えども、言論の自由はここにはないと感じられるので、この辺で終了させていただきたい。
 本当はもっとつっこみどころ満載なのだが、それは遠い未来、いつか笑ってオープンにできる日が来たら、ここに書き込みたいと思う。



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2017年02月10日

24歳にして…

 今週、日本を沸かせたのは、男子プロゴルファーの松山英樹選手だろう。
 あれよあれよという間に一気に米ツアーで4勝をあげ、3勝でタイだった丸山茂樹選手のもつ日本人米ツアー最多勝を抜き、単独首位に躍り出た。
 そのうえ、このフェニックスオープン、どうやら相性がとても良いらしく、今回連覇として取り上げられているが、その前2回も2014年4位タイ、2015年2位タイと、実は好成績を残している。この相性の良さに、海外メディアから「フェニックスに家を買ったらどうですか」とまで言われて、松山選手本人も、「そうですね」と満面の笑みで応えていた。

 今回の連覇は逆転勝ちでの劇的勝利だったこともあり、デイリーを除くスポーツ紙5紙が1面で称えていた。寧ろジャックをとっても良かったのではないかと思うくらいの素晴らしい成績だ。
 海外メディアも「全盛期のタイガー(ウッズ)を彷彿とさせる」と報道しているくらいなのだ。
 デイリースポーツが、こういうコメントをうまく使って、タイガースの虎とリンクさせて松山選手を1面にするとか、ひねった見出しを作れば、いくらでもタイガース以外の選手にも光を当てられると思うのだが…。結局この日デイリースポーツが1面にしていたのは金本監督である。そしてその中身は毎度のごとく、日常のタイガース日記である。
 デイリースポーツが、あくまでそれを貫くというのであればそれはそれでよいのだが。稀勢の里の時は2日も連続で1面にしていたのに、腑に落ちないのだ…。
 そして思い当たった。そういえば、海外スポーツに関して、デイリーはとても弱い。
 恐らく宜野座での阪神のキャンプに記者のほとんどをつぎ込んで、他の記者を海外に派遣する余裕がないのではないだろうか。国内だったらまだまかなえても、「アリゾナは遠すぎる‼」という…。

 それにしても、スポーツ紙1面で堂々とトロフィーを掲げる松山選手をみても、全国紙で1面を飾る松山選手をみても感じるのだが。
 …24歳には見えん。
 堂々たる風格である。そして貫禄。
 孤独な海外での挑戦が彼を大人びて見せているのは100も承知だが、それを差し引いても24歳には見えん。
 卓球の福原愛選手なんかは、いつの間にか28歳だが、松山選手よりも年下に見える。
 まあ、愛ちゃんと比べてはいけないのかもしれないが。
 これからゴルファーとして伸び盛りの年齢を迎える松山選手。米ツアー日本人最多勝は今後も彼自身が記録を塗り替えていくと思う。そして、タイガーウッズと直接対決して勝ったりすることがあれば、おそらくデイリースポーツも便乗見出ししてくるに違いない。
 その時こそ、念願の1面ジャックは間違いない‼



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2017年02月03日

WBC辞退

 今週は、横綱に昇進した稀勢の里の、明治神宮での奉納土俵が話題となったが、先週2日連続1面ジャックをした稀勢の里も、さすがにここまでデイリースポーツを引っ張ることはできなかったようだ。

 2月に入り、続々とプロ野球球団のキャンプ入りが始まった。
 これからしばらくは、こちらメインの1面となるに違いない。
 スキージャンプの高梨沙羅選手の50勝も、あの年齢で、あの試合数での50勝到達はもの凄い記録だったのだが、2紙1面どまりだった。ちなみに、勝率(しかも、ここでいう勝率は、優勝の率で、表彰台にあがるということでもない)が、5割を超えているのだ。棒高跳びの世界でブブカが鳥人とよばれたなら、スキージャンプの世界では、高梨選手が鳥人とよばれても過言ではないだろう。

 プロ野球が1面メインになっていくのは予想していたのだが、そのプロ野球界に衝撃が走る発表が2月初っ端からあった。
 大谷選手の、WBC投手辞退というものである。もともと状態のよくなかった右足首が、日本代表の強化合宿で悪化したとのこと。これを侍ジャパン側ではなく日ハム球団側が発表したことも波紋を広げているが…まあ、それはさておき。
 日本だけでなく、海外でも大きく報道されている。「WBCで観客を呼べる選手の一人が辞退」と。…他の選手に大変失礼な報道だが、それだけ大谷選手に国内外からの注目が高かったとも言えるだろう。
 その発表は、トーチュウ・デイリーを除く4紙の1面を大々的に飾った。
 
 大谷選手としては、今のところ投手としての出場を辞退ということらしいのだが、足首の状態がこれ以上悪化しないためには、そもそもの出場辞退をとりやめたほうがよいのだろう。
 WBC自体、大リーグ側だって、ネームバリューのある中心選手の出場をさけている。本来のプロ野球ファンの人は、日本だって煙たく思っている。いや、これは本当。
 日本人は、ナショナリズムを大切にするから、案外WBCでの世界一にかけているのかと思っていたのだが、つい先日、長年日本ハムの大ファンの人と知り合う機会があったのだが、「WBC、本当になくなってもらいたい。オリンピックも、野球、復活しなくていい。あんなんで怪我でもされて、シリーズに出られなくなったら最悪だ」と本気で言っていた。
 ファンの球団がある人にとっては、意外にも日本代表はどうでも良いことらしい。この日本ハムファンの彼にとっては、大谷選手は投手だけでなく、打者としても出場辞退してもらいたいというのが本音であろう。
 どんどんネームバリューのある、田中将大投手、前田健太投手やらが辞退していっているなか、大谷選手の打者としての出場も雲行きが怪しそうだ。監督が少し可哀想にもなるのだが、開催当初から色々問題を抱えていたWBC、そろそろ考え直す時がきたのではないだろうか。
 WBC、無くなったらやっぱり1面ジャックなんだろうかと、1面調査隊としてはそこに思いをはせてしまう。


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2017年01月27日

調査開始後、史上初‼3日連続1面ジャック‼

 1面調査を始めてから、初の3日連続1面ジャックという快挙が生まれた。しかも、そのうちの2日間は同一人物での1面ジャック。つまり、2日連続1面ジャックを成し遂げたのである。

 今週それなりにニュースを見ていた人は、予想もつくであろう。
 そう、19年ぶりに誕生した日本人横綱、稀勢の里。
 まずは22日、大関稀勢の里が前日に優勝を飾ったのをトーチュウ・デイリーも揃って1面で祝した。トーチュウは何気に今までも白鵬を1面にしたり、特に名古屋場所での結果は取り上げることが多かったのでさほど珍しくはなかったのだが、デイリーまでもが1面というのは、この優勝に、スポーツ界として物凄く大きな価値を見出しているということがみてとれた。
 その翌日、23日は、その優勝をうけて19年ぶりの日本人横綱がほぼ決定という一斉見出しである。
 今成人していない若者たちは、日本人の横綱を生まれてこの方、見たことがなかったことになるのだなあと今更ながらぼんやりと思ってしまったのだが、そもそも今の若者はそんなに相撲に興味があるのだろうかと思う人もいるかもしれないが、いまや若貴ブームに負けず劣らずの相撲ブームがきているようだ。新聞スポーツ面でも満員御礼の記事をよく見かける。八百長や暴力的指導やらで数年前まで暗い話題だけが取り上げられていたとは思えぬほどの熱狂ぶりで、「相撲女子」なる女性ファンも生み出している。

 ちなみに、第16回日本アカデミー賞を受賞した名作、本木雅弘主演の「シコふんじゃった」は、1992年公開。ちょうど若貴ブーム真っ最中のタイミングで、かなり話題になった。25年前のこの映画に、なんと竹中直人も実は学生相撲部員として登場している。え、年齢がさすがに…と思われるかもしれないが、一応、8年留年している役なので、一人突出して年上でもまあ、違和感はなかったのだろう。本木雅弘だって、27歳で出演しているのだから、まあ、そこはバランスはとれていたのだろう。

 少し話が脱線したが、そんな世間の大相撲ブームに乗っかっての2日間連続1面ジャックという快挙が生まれたのである。
 3日目の1面ジャックは、俳優の松方弘樹さんが亡くなったという記事で、もちろん、代表作は何はともあれ、仁義なき戦いだったので、見出しもそれらしい感じになっていた。心より、ご冥福をお祈りいたします。



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2017年01月23日

年明け一発目の各社の見出し

 あけましておめでとうございます。

 本年も、弊社とブログをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

 毎年、この時期何を書こうか迷うのだが。
 実際のところ、箱根駅伝というのは1月2日、3日の1面ははデイリースポーツ以外はほぼ決まりなのである。デイリースポーツは関西を拠点とする話題が中心なので、そもそもが関東の大学だけを集めて駅伝をして日本一とか、そんなの認めん‼とでも思っているのであろう。

 それでも、歴史的に全日本大学駅伝よりも古いためか、この新年早々の駅伝にかける若者の姿は、日本国民に深く愛されている。その国民の思いをしってなお、デイリースポーツの1面は2日糸井、3日鳥谷なのである。
 まあ、ただ走っているだけの駅伝の、何が楽しいのだと、私の周囲にですらいるくらいだから、駅伝ではない1面があったとしても、マイノリティ意見として、重要なのかもしれない。

 結局のところ毎年最初のブログは箱根駅伝になりがちなのだが、ここはあえて今年の色を占うという点で、元旦をみていこうと思う。

スポーツニッポン: タモリ「立派だよ」 SMAP
日刊スポーツ : もう18歳だもん 広瀬すず、初ロマンス

 この2紙は、今年は芸能に力を入れていく感じなのであろう。SMAPも広瀬すずも去年、とにかくメディアでみない日はなかったくらい注目を集めた人たちだった。今年は、ここから芸能面に勢力を伸ばしていくのであろう。

スポーツ報知: 寿Wスクープ 岡本
東京中日スポーツ: 柳へ 金言お年玉 憲伸から
デイリースポーツ : 新春激白 金本監督 

 この3紙は今年も相変わらず推し団ネタを常に提供していきますという気概を前面に押し出している。…スポーツ報知は岡本選手を1面というのは意外だったが、新年から球団選手のおめでたい話題なので、あえて持ってきたのだろう。
サンケイスポーツ : ヤ軍 再生へ夢タッグ 松井氏 黒田氏

 サンケイスポーツは、恐らく海外で活躍する日本人選手らに力をいれていくのではないかと思う。したがって、2017年はダルビッシュ、マエケン、WBCに関する1面が多くなるのではないだろうか。

 元旦は、その年の最初を飾る重要な紙面。
 力を入れていきたい方向性を示しているのではないかと思うのだ。

 個人的には、スポーツニッポンと日刊スポーツのスクープ合戦になると、なおのことスポーツ紙1面が盛り上がるのではないかと思って、期待している。
 2016年はスプリングセンテンスなんてのが流行語になったが、2017年はスポーツジャパンとかデイリーパブリケーションとか流行語になるかもしれない。

 今年もスポーツ紙1面が盛り上がっていきますように。

 スポーツの神が祭られているという、亀戸天神に手を合わせてきた…のだが。さて。ご利益はあるのやら。


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2016年12月22日

心よりの土下座

 先週、こちらのブログでも書いたが、18日、クラブW杯決勝が行われた。
 レアルマドリードVS鹿島アントラーズという、鹿島ファンにはぞくぞくする程の興奮冷めやらぬ決勝カードであったことだろう。
 ただし、先週わたしがここで書いていたのと同じような気持ちをお持ちだった方が多くいたことも事実であろう。テレビでの放映で解説で出ていたさんまも、試合後、本心を吐露していた。「今回の一番の功労者はレフェリーだった」と。
 今回の決勝についてはいろんなところで審判が「レアル寄り」だと批判されていたが、それでも延長までレアルを追い詰めた鹿島の粘り強さは称賛に価する。
 惜しくも延長戦で負けてしまったが、堂々と胸をはって準優勝と誇れる内容だったと思う。
 先週ここで書いたのは、優勝でもして1面ジャックしたら「潔く謝る」と書いたのだが、それ以上の感動と驚きを与えてくれた鹿島に、心よりの土下座をしたい。まあ、実際のところは1面ジャックとはならなかったのだが。それでも延長戦にもつれ込むところまでいったのは、これ以上ない善戦と言えよう。
 それから、レアル寄りの審判に関しては、そんなのどの試合だってありうることで、今回は開催国の日本はホームだし、時差による体調に関しても他のどの国よりも有利だったことを考えれば、差し引きゼロとしてもよいのではないだろうか。
 寧ろ、明石家さんまがコメントしたように、レフェリーの今回の審判は、相手が南米や欧米の、フーリガンを代表とする過激なサポーターがいる国だったら、それこそ命をかけた審判だったであろう。ある意味、勇気のいる一瞬の決断だったのだ。

 ちなみに今回、試合翌日19日の1面はスポーツニッポン・スポーツ報知・サンケイスポーツ・日刊スポーツの4紙で2点ゴールを揺らした柴崎選手が獲っていた。優勝したレアルマドリードのハットトリックを決めたCロナウドは、飾りとして使用されたに過ぎない。
 
 世界一をも超える結果を出した柴崎選手。今回はこれで満足していただけないだろうか。いつかまた、レアルを追い詰めて、2016年のクラブW杯はまぐれなんかではなかったんだということを世間に知らしめれば、きっと自ずと1面ジャックという結果がついてくるだろう。
 …まあ、今回の活躍で、どうやら欧米のクラブが柴崎選手の獲得に動き出したようなので、いつまで鹿島アントラーズにいるかはわからないが。どちらにせよ、ビッグクラブを脅かす選手に育って、低迷する日本代表を担っていってもらいたいと思う。


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2016年12月16日

冬の1面風物詩

 もう2016年も残すところあとわずかとなった。
 仕事からの帰り道では、忘年会帰りのサラリーマンたちをよく目にするようになった。街のイルミネーションもクリスマスらしくなってきており、12月という月が、他の月に比べてはるかに存在感があることを感じさせている。

 12月になると、スポーツ紙1面でもやはり冬の風物詩が登場するようになる。
 その一つに、ウィンタースポーツだろう。
 今週はフィギュアスケートのグランプリファイナルが行われ、男女含めて史上初、羽生選手が4連覇を達成したのである。ただし、フリーでの演技は3位にとどまるという、少しばかり驚きの結果だったが。どんな王者であれ、やはり「絶対」はないのだな、と思わせられる。
 そして「絶対」でないことは、何も1位を獲るだけではない。史上初の4連覇であっても、1面ジャックは「絶対」ではないのだ。今回も、3紙にとどまったのだ。
 去年、圧倒的強さで3連覇を成し遂げたとき、総合点数300点越えをしたこともあってか、4紙1面だった。そのどれもが「羽生超え」と見出しを打っていた。頂点に立つもの、己が最大の敵と言わんばかりに。
 ただ、今回は自分だけでなく、フリーの演技では2人も羽生選手を上回る点数を出したのである。それもあってか、1面での取り扱いは4連覇と言えども、去年よりも下回ってしまったのであろう。
 しかしながら、2014年の2連覇のときは、なんとデイリーを除く5紙1面だったのだ。優勝が当たり前になってきてしまったのだろうか。1紙ずつ年々減ってきているのは、少しばかりアスリートへの尊敬の念が薄れてきてしまってはないだろうか。…羽生選手は勝って当たり前という風潮になってきてしまっているのだとしたら、大変失礼な風潮としか言いようがない。

 そしてもうひとつ。冬の風物詩といえば。古くはトヨタカップとよばれた、クラブW杯。国VS国ではなく、クラブの頂点を決める大会。トヨタカップのころは欧州クラブ王者と南米クラブ王者の対決だったのだが、今はそれが変わってきている(トヨタカップのころのほうが好きだったが)。
 そのクラブW杯、トヨタカップと変わらないのが、12月に開催ということ。まさにサッカー好きからすれば冬の風物詩である。
 
 そのクラブW杯で、なんと開催国枠で出場した鹿島アントラーズが、決勝進出を決めたのである‼しかも、準決勝で、南米王者のアトレチコ・ナシオナルを破っての決勝進出である。
 日本国民としては喜ばねばならない…のだが、やはり前述したように、欧米王者VS南米王者のころが懐かしい身としては、少しばかり拍子抜けしてしまっている(アントラーズファンの皆様、大変申し訳ない。嬉しくないわけではない…けれど、けれど、決勝というには…という、複雑な心境なのである)。

 でも実は、スポーツ紙記者も同じ心境だったのではなかろうか。
 何故なら、1面にしていたのは、3紙のみだったからだ。恐らく、優勝でもしたらそれこそ1面ジャックの可能性はあるだろうが、それまでは「1面ジャックにはまだ早い」とクギをさしているのではないだろうか。
 15日木曜日、優勝して1面ジャックするか否かの結果が出る。
 1面ジャックしていたら、間違いなく来週も引き続きブログは鹿島アントラーズになるだろう。その時は、鹿島アントラーズファンに、わたくし、潔く謝る覚悟である。



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2016年12月09日

大谷祭り

 今週は、毎日のように日本ハムの大谷選手が1面を飾っていた。
 
 男子ゴルフではシーズンが終了し、池田勇太選手が念願の賞金王になったというにも関わらず、日刊スポーツ1紙のみの1面。…やはり連覇がかかった石川遼選手か、いまや日本男子ゴルフ界のエースになった松山選手が優勝しないと、1面ではなかなか取り上げてくれないらしい…。
 Jリーグも王者が決まり、大逆転の末鹿島アントラーズが年間王者の座についたのだが、こちらもスポーツニッポンと日刊スポーツ2紙のみである。…こうみると、日刊スポーツはそれなりにアスリートの苦労に報いる1面作りを目指しているようだ。せっかく1年間頑張って年間王者になったにも関わらず、週末のGTの競馬予想を1面にされてちゃ、選手もファンもモチベーションがダダ滑りだろう(もちろん、ウマだって騎手だって、1レース1レースにかけて臨んではいるのだろうが)。

 そんな今週の、アスリートに対して冷たい北風が吹き荒れる中、一身に注目を浴びていた選手がいる。それが、冒頭で書いた大谷選手。
 契約更新の際、日本ハムから将来的に大リーグへ進んでもよいというような確約をいただいたようなのだ。日本球界にとっても、日本ハムにとっても大打撃ではあるが、大谷選手が海を渡ったあとも、体の大きなスラッガー相手に日本と同じように二刀流で活躍してくれたら、どんなにか日本中に元気があふれることか。どんなに日本中が勇気づけられることか。
 まだまだずっと先のことになるであろうが、必ずやってくるであろう大谷選手の大リーグへの移籍の日が、一歩ずつ実現に向かっていることを、今週の1面で起きた大谷選手祭りが示している。
 確約をもらったというだけでここまで連日1面を賑わせるのも、大谷選手がもう既に日本のエースであることを証明しているといえよう。


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2016年12月02日

1面に載る悦び

 今週の出来事と言えば、まあ多分、ほとんどの人が連日ニュースで続報が流れている歌手のASKA被告の覚せい剤使用容疑での逮捕だろう。何せ、自分で「盗聴されている!」と110番しちゃったわけで。
 もう転落の一途を辿っているなあと思わざるをえない。ドラマ「振り返れば奴がいる」の主題歌「Yah Yah Yah」や、「101回目のプロポーズ」の主題歌「SAY YES」など、名作ドラマの主題歌を担当してヒットを重ねてきたのに…。相方のチャゲさんも気の毒である。

 それにしても「Yah Yah Yah」の出だし、覚せい剤逮捕後の今読むと、何て意味深なんだろうと苦笑いしてしまっているのは私だけではないだろう。私ら世代の人なら一度は耳にしたことがあるはずだ。
「必ず手にいれたいものは 誰にも知られたくない  百ある甘そな話なら 一度はふれてみたいものさ  勇気や愛だと 騒ぎ立てずに その気になればいい」
で、このあと有名な「これから一緒に(×2)殴りにいこうかー」に続いていくのだが。

夜21時すぎにニュース速報が流れてきたくらい、ビッグニュースだったのだが、結果としてはトーチュウとデイリースポーツを除く4紙が1面だった。

この話題は恐らく今後もちょくちょく出てきそうなので、今週はスルーしようと思う…と言いつつ、前置きで長いこと書いてしまったのだが。

今週は、オリックスからFA宣言して阪神に移籍した糸井選手について書こうと思う。
35歳にして4年契約。ここからしてすごい。年齢的に、阪神に骨をうずめる覚悟なのだろう。
契約が決まったデイリーの1面は今にも踊り出さんばかりに、見出しには「糸井 入団会見 キャリアハイで監督胴上げ スポーツ紙1面ジャック」とあった。
本人もコメントで「13年間やってきてこんなに1面に載ることがなかったので」と言っていたが、いやいや、阪神に移籍したら、いい時も悪い時も連日1面である。まあそれも、水を差すようで申し訳ないが、あえて言わせてもらえば、デイリースポーツだけである。
ただ、そのことをデイリースポーツは認めていないことが、今回発覚した。
というのも、「(タイガースは)マスコミの追う数が12球団で随一」と書いてあったり、記者会見での糸井選手のコメントも「マスコミのイメージが強くて、新聞の大半を占めているというイメージ」と載せたりしているが、大半でいうなら、やはり巨人に勝るものはないんじゃなかろうか。あとは最近では大谷選手率いる日本ハムか。
連日1面って…。それはデイリースポーツの1面というだけであって。
糸井選手、そこで喜んじゃ、後がもたないのでは?調子悪ければ、デイリースポーツは1面でつるし上げにしてくるのだから…。心して、4年間全うしていただきたい。
まあでも、優勝して金本監督を胴上げ出来たら、正真正銘の1面ジャックになることは間違いないと思うので、そこは是非とも目指していってもらいたいと調査隊も願うばかりである。



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2016年11月24日

11月の大雪がもたらした1面

 本日、朝からみぞれ混じりの雨だったのが、雪に変わり、東京では54年ぶりの11月の初雪を観測した。
 降るぞ、降るぞと2,3日前から予報では言われていたけれど、最近結構天気予報が外れることもあったので、さほど気に留めていなかったのだが、本当に雪になった。

 さて。東京に初雪をもたらしたこの寒気。数日前にすでに北海道には強い寒気がなだれ込んでおり、23日には最高気温−4度という11月とは思えぬ極寒の気温を記録している。そうなってくると、やはり北海道をもってしても「聞いたことがない」くらいの11月としては異例の猛吹雪に見舞われているのである。

 この北海道の大地をホームグラウンドをおくのが、先日大谷翔平選手の大活躍によって日本一の栄光を手にした日本ハムファイターズなのだが、一時は大学にまでメディアが押し寄せていたほど有名人だったハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が所属している。
 もう既にスポーツ紙の1面ではお目見えしなくなってきた彼だが、なんと野球とは別の話題で1面に取り上げられたのだ。
 それが、北海道美瑛町で起きた横転事故による人命救助。漫画のような、本当にあった出来事。対向車線を走っていたミニバンがスリップ、横転した際に、ミニバンから運転していた男性を助け出したというもの。
 23日のスポーツ紙朝刊では、なんとスポーツニッポンと日刊スポーツの2紙が1面に取り上げられていた。もちろんスポーツ紙だけでなく、テレビのスポーツニュースやネットでも話題になっていた。スポーツニュースでの記者に対する受け答えは昔の好青年の面影を残すような「居合わせただけで大したことはしていないが、人としてできることをしただけ」と優等生コメントをしていたが、どうやらネットの住人達には辛辣なコメントをされてしまっているようだ。
「プレーでも活躍してほしい」なんてものは序の口。「プロ初白星が人命救助」とか「戦力外通告されているかと思ったら人命救助してた」なんてものから、ひどいのは「斎藤佑樹に助けてもらってまで生きたいとは思わない」とか。
…斎藤佑樹が可哀想とかそんなんでもなく、別の意味で人間性を疑ってしまうのはわたしだけだろうか…。
そんなんだから、スポーツ選手も芸能人も「エゴサーチ」を自ら禁じている人が多いのだろう。いいじゃないか、素直に「人命救助、すばらしいね」で。本人だって、プレー以外でプレー以上の注目を浴びているのはいたたまれない気持ちもあるだろうし、そこをわざわざ他人が匿名でほじくり返すのは、大人げないと思うのだが。

スポーツ紙の1面が、素直に「人命救助」として1面で称えていてくれたことが唯一の救いであろうか。

 めげるな、ハンカチ王子‼ファンでは決してないけれど、悪意あるネットコメントには屈してもらいたくないのが、スポーツ紙1面調査隊なのである。


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2016年11月17日

フィッシング詐欺1面

 17日朝刊。
 コンビニや駅の売店に並ぶスポーツ紙1面の見出し。
 「原口」「元気」「ハリル監督」の名前が踊る。そして意外や意外、デイリースポーツまでも「原口」‼
 そう、16日に行われた男子サッカーのロシアW杯のアジア予選。もう後がない、日本が対戦するのは現在予選B組1位のサウジアラビア。これは勝ち点3をとるしかないという、背水の陣での勝負。ドローも許されない。
 結果、今までの功績・実績から、ハリル監督も海外組の香川・本田両選手をスタメンで使ってきたのだが、恐らくこの試合は、自分が信じる感覚でスタメンを決めてきたのだろう、その采配が的中したようで、新メンバーの活躍と、彼らの活気あふれるプレーがさく裂した。
 2点先取のあと、後半、気が緩んだ(ように、私からはみえた)一瞬のスキをついて、1点返されたが、その後あちらに退場者がでたこともあって、無事に逃げ切った。この返された1点がなければ、得失点差で実はB組トップになれたのだが。まあ、そこはまだまだ予選が続くので、とりあえずは置いておこう。

 で、今回のサウジアラビア戦、1点目は清武選手のPK弾。2点目は原口元気選手。この2点目が決定弾になったことで、17日の見出しには「原口」「元気」の文字がおどったのである。ここで驚くべきは、なんとデイリースポーツまでもが「原口」1面だったのだ。

 「おっ」と思ってデイリースポーツを買ってしまった方は、彼らの老獪な手法にダマされてしまったわけである。この原口、阪神の「原口文仁」選手なのである。そんな1面にするほどのネタではないので(まあ、毎日のように阪神ネタで1面にすることもないネタが続いてはいるのだが)、この日ばかりはあえて当ててきただろうとこちらも邪推してしまうのだ。これは16日のサッカーの話題は読み漁りたい方々をターゲットにしたフィッシング詐欺に近くないだろうか…。言い過ぎだろうか。いや、でもレジにくらいまで持っていってしまった人は必ずいるだろう。
 1面調査隊から一言申し上げたい。デイリースポーツの記者の方、堂々とサッカーも応援しませんか‼



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2016年11月11日

1面におけるネームバリュー

 ネームバリューの重要度は、高校生にまで影響を及ぼすものなのか、と今更ながらに1面トップを飾る難しさを感じた1週間であった。
 春の選抜を決める都大会、清宮君率いる早実が決勝まで残った。夏もメディア・ファンの集客率には目を見張るものがあったが、結局この時は決勝までいくことなく、怪物と呼ばれた清宮君一人の力では甲子園は難しいということを実証したのだったが。
 今回、清宮君は、実は決勝で5打席、全て三振してしまっているのである。全く快音を響かせていないのである。
 その次打席の1年生の4番野村選手がきっちりと最後に2ランを打って劇的なサヨナラ勝ちとなったのだ。
 まさにミラクル。メークドラマ。清宮君も、後輩ながら頼もしい野村君に去年までの自分を重ねたかもしれない。1年生は、重圧を必要以上に感じてしまうか、もしくは怖いもの知らずで何も恐れることなく実力以上のものを発揮できるか、2パターンに分かれるであろう。1年前の清宮君や、今回の野村君は、後者に相当するのかもしれない。主将になって必要以上に重圧を感じてしまったのは、今回の決勝での清宮君かもしれない。
 それが空回りしたとしても、きっちりと後ろで受け止めてくれる、頼もしい後輩がいるからこその全国区に出られるチームとなりえるのだと思う。
 が、今回センバツ出場を決められたのは、これまでチームをまとめてきた清宮君の力はもちろん大きいが、サヨナラ2ランを放った実質的な立役者は野村君だったはずだ。
 それが、蓋をあけてみれば、清宮君一色。清宮君が胴上げしている写真ばかり。いいのか、それで。スポーツ紙記者よ。主将だとしても、決勝で5打席空振り三振だった清宮君を1面にして、野村君には見出しですら触れていないのは、野村君の今後に影響しないのか…。どうか、腐らないでセンバツでも活躍していただきたいものである。ひたすら、この若武者のために祈るばかりである。

 そんなこんなで野球ばかりが1面を賑わす日本のスポーツ紙1面だが。
 なんと。めったにない、まさに世界的政治ネタが1面を獲ったのである。それも、日刊スポーツとスポーツニッポンという、スポーツ紙の中心的役割を担う2紙の。
 もう想像はついていると思うが、アメリカ大統領選挙の結果である。もちろん、1面はトランプ氏の大見出しとアップの写真。
 ほんとーーーーーに、滅多に政治の話題が1面を獲ることはないのである。スポーツに関係ない政治オンリーの話題が1面を獲っていたのは、東日本大震災後の崩れ落ちている原発炉への対応以来じゃなかろうか。日本の選挙の翌日ですら、1面を獲ることは殆どない。谷亮子とか、元スポーツ選手が当選したとか、そんなことくらいだった。一気に国も話題も飛び越えて日本のスポーツ紙の1面を獲ったトランプ氏は、ある意味「さすが」の一言につきる。ネームバリューはやはり世界規模だった。


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2016年11月02日

新“持ってる”男、大谷‼

 もう少し引っ張るかなーと思いきや、案外第5戦、6戦であっさりと決まってしまった。引き延ばしての、第7戦で黒田投入、そして黒田最後の試合で勝利で優勝なんてプランを広島は考えていたのだろうが、そんなにうまく事は運ばないのが現実だ。
 それに引き換え、日本ハムは出し惜しみなく、泣いても笑っても今年のシリーズはこれがシーズン最後とわかっていて大谷選手をだせるところで出した。投げては165キロ、代打で出てもきっちり打って結果を出すという、恐るべし二刀流・大谷選手。
 で、この日本ハムの優勝だが、1面の結果はというと、5紙1面。広島が勝利だったら恐らくデイリーも日本シリーズにしていたのだろうが、敗北を喫したので、あえて触れずにまさかの競馬予想。
 日本ハムの優勝を1面にした5紙にも、色が出た感じもする。大谷選手を見出しに、優勝とした紙面が3紙。栗山監督が1紙。大谷選手は今シーズン、自他ともに認める中心選手だからこれはわかる。栗山監督も、わかる。サッカーだって、誰が点を決めようと、「ハリルJAPAN」が見出しになることはよくある。監督が率いているのはその通りなのだから。もう1紙は、何故か中田選手。今年そんなに目立った感じもなかったが…。大谷選手や栗山監督を抑えての1面見出しゲッツ‼

 それでも、今年の日本ハムの優勝は、やはり大谷選手あってこそだったなという総合的なイメージが残るが、優勝した栗山監督をもってしても、「最後に黒田投手の試合が見たかった」と言わしめた黒田投手の存在感は、広島カープ関係者でなくとも、納得だろう。是非、本当に最後の最後で引退試合があるとするなら、そこで大谷選手との投手対決が実現していただけると、スポーツ紙も盛り上がることだろうと密かに願っている。


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2016年10月28日

黒田VS大谷 1面対決も延長戦

 今週から、日本シリーズが始まった。
そして思いがけず先週に引き続き黒田VS大谷という構図になった。
 しかも、黒田選手は投手としてだが、大谷選手は何と代打での1面である。
 日本シリーズ第3戦、黒田投手が先発したこの試合で、延長10回、代打で回ってきた大谷投手が、なんとサヨナラ弾を放ったのである。
 なんと「持っている」男なんだろうか。
 第1戦に先発出場も、完全アウェーの広島の熱気に気おされたのか、3失点KOで黒星がついてしまった大谷投手。それで逆に打者として火がついたのかはわからないが「とられた分の倍はとりたい」といって、有言実行した形だ。半沢直樹ばりではないか。「やられたらやり返す‼倍返しだ‼」というセリフを是非に言っていただきたかった。
 日本シリーズが始まる前に黒田投手は今季限りでの引退を発表していた。この第3戦は事実上の最後の試合だった。6回に足の張りを訴えてマウンドを降りたが、他のナインたちも含めて黒田投手に勝利を捧げたかったであろう。その広島の選手やファンたちの気持ちをも圧倒する、大谷選手の運と実力。
 野球の神様がいるなら、愛されているだろうなあと思わざるをえない。
 まあ、黒田投手も自分が引退するからって対広島戦で手加減されても、逆に引退しても後味が悪くなってしまうだろう。
 あれだけのスーパースターに全力で向かってこられた最後の試合は、黒田投手にとっても思い出深い、プロとして最後の試合にふさわしいと思えるものになったであろう。

 プロとプロとの本気のぶつかり合いで、2−2のタイまで持ち込んだ今年の日本シリーズ。野球ファンのみならず、皆がわくわくできるような、そんなシリーズになっているようだ。いよいよ、再度場所を広島に移して、最終決戦が行われる。これで、名実ともにどちらが1面ジャックに値する器か、判明する…。
 来週の結果に、乞う、ご期待あれ。


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2016年10月21日

黒田VS大谷、世紀のセ・パ1面ジャック対決‼

 今は何はともあれ、野球だ。
 日本人は、とかく野球が大好きだ。
 だから今週は野球が1面だらけでも、許してあげていただきたい。

 何せ、先週は一足先に広島が日本シリーズ進出を決めた。25年ぶりという干支を2週もまわった長期間にわたる地元愛の勝利である。スポーツ紙が盛り上がらないわけがない。
 その広島、日本シリーズ進出決定は、トーチュウに阻まれ、残念ながら5紙1面で終わってしまったのだが。トーチュウは中日がクライマックスシリーズにすら進出できなかったからか、クライマックスシリーズそのものに興味を失ったようにみえた。なぜなら、この日1面にしていたのは来季の成績に大きく影響が出てくるであろうドラフト予想だったからだ。

 そんなトーチュウをも、そして阪神・広島というデイリースポーツのおひざ元ではないばかりか、セ・リーグですらないパ・リーグが、1面ジャックをするという快挙を成し遂げた。
 それも、個人選手名で。日本ハムの大谷投手である。まさに、投手・野手での二刀流というだけでなく、セ・パともに心をつかむ二刀流である。今週はこれでブログは決まりだな、と思っていたところ、その二日後、今度はセ・リーグの投手が個人名で1面ジャックをすることになった。
 もうお分かりだろう。…まあ、タイトルもまさにそれなのだが。

 このブログがアップするころには、知らない人はいないであろう、黒田投手の引退発表。
 これはスポーツニッポンやサンケイスポーツなどの推し団がないスポーツ紙だけでなく、トーチュウもデイリーも黒田投手のアップの写真とともに引退の文字をはっきりと浮かび上がらせる趣向だった。
 海を渡って大リーグで活躍後、あちらでのオファーを断って、野球人生の最後を日本で迎えたサムライ、黒田投手。25年ぶりに古巣に優勝という大きな贈り物とともに去っていくなんて、まさに「男気」黒田である。
 スポーツ紙の読者層のハートを掴むには、この男気が必要なのだろう。

 こうしてセ・パ両エースが1面ジャックを果たしたので、延長戦突入となる…。日本シリーズで、黒田投手と大谷投手がどのような結果を残すかで、1面対決は決着が着くであろう。乞う、ご期待である。



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2016年10月14日

ハリルジャパンの新聞各社の評価 & おまけ「全国紙の読者層」考察

 スポーツの秋。盛り上がるスポーツ紙‼
 クライマックスシリーズが、絶好調である。毎日のように1面を飾っている。日本の期待の星、大谷投手も投手でもバッターでも絶好調。スーパーヒーローである。

 そんなクライマックスシリーズがスポーツ紙1面を席巻している今週、ある大きな大会の予選があった。…もう負けられない、サッカー日本男子代表の、ロシアW杯出場をかけたアジア予選である。今回の相手はオーストラリア。そしてアウェー戦。背水の陣で臨んだこの1戦。結果はというと、ドロー。

 さて。この結果を、スポーツ紙各紙がどうとらえたか。
 それによって、物事の見方というのは変わってくる。
 よく自己啓発本やビジネス書にある、「コップに入っている半分の水を、まだ半分あると捉えるか、もう半分しかないと捉えるか。それによって、その後の行動に大きく変化が現れる」というものと似ている。

 ちなみに、このハリルジャパンの敵地でのドロー試合を1面で取り上げたのはデイリースポーツを除く5紙。各紙の見出しは以下の通り。

スポニチ:喜べない勝ち点1 3戦連発 PK献上
スポーツ報知:組織で封じた豪の「高さ」 ドロー奪った‼自主的5バック 脱ハリル
サンスポ:年内続投!延命ドロー ハリル監督
日刊スポ:選手交代も無策ドロー ハリル監督進退会議
トーチュウ:してやったり‼敵地で豪州と1−1 ハリル監督 上出来ドロー

 ドローで終わったことを評価しているのがスポーツ報知、サンスポ、トーチュウ。ドローで終えたことを非難しているのがスポニチと日刊スポーツ。見出しだけでもわかる。
 この5紙のどれを選ぶかで、その購読者のハリルジャパンに対する評価は自ずと変わってくるだろう。ちなみに、東京本紙の総合発行部数(2015年度メディアデータ参考)、評価側3紙合計1,689,798部。対する非難側総合発行部数(同上参考)、2紙合計1,656,775部。
発行部数=購読者数とはもちろん言えないが、結構拮抗しているではないか‼

 これでデイリーがどちらにつくかで1面合戦の決着が着いたのだが。

 こうしてみると、1面を見比べる面白さを改めて感じる。全国紙ではよく比較されるのが社説での考え方だったりするのだが、スポーツ紙はそこまで一貫した社内での思想があるのかはわからない。それでも、試合結果ひとつとってもこうして真逆の見出しに分かれるのだから、やはり人間の考え方は十人十色なのだなあと思ってしまうのだ。

 次のハリルジャパンの結果次第で、その新聞それぞれの考えに一貫性があるのかどうかも、恐らく出てくるだろう。…と、今更ながら1面調査隊らしく分析してみた。

 ここから先は、おまけ。

 東洋経済新聞社の記事に、面白いものがあったので。
 スポーツ紙の論評について上で語ったので。読者層の偏りが地域によってあるのか否かということに焦点を絞った記事。

 東京都53市町村と神奈川県横浜市18区と川崎市7区でそれぞれ最も読まれている新聞を、フリーライターの小林氏が独自で調査したものである。オフィスが集中する東京都港区・新宿区・渋谷区・中央区・千代田区のザ・ビジネス街では当然のごとく日経がトップ。その他東京13市区・横浜8区・川崎1区では朝日がトップ。なんと販売部数全国1位を誇る読売はその他の市区町村でトップという結果になった。
 先のスポーツ紙のところでも書いたが、必ずしも購読者=発行部数ではないこと、販売店に卸している部数にしても、営業力の差というものもあるので、全てが社会情勢を反映しているとは限らないことだけ、念のために付け加えておく(筆者の方もそのようにことわりを入れている)。
 そして朝日新聞がトップになっている13市区を見ると、JR中央線エリアの市区沿線だそうだ。このJR中央線エリアは首都圏でも高学歴層が多いエリアだという。大学卒の割合が、他の鉄道沿線エリアに比べると突出しているようである。そういえば、大学入試では必ずと言ってよいほど「天声人語」を予備校でも推奨されたものである…。朝日新聞は必読だと、思い込まされていた気もする。
 面白い結果がもう一つあって、荒川区では王者朝日を抜いて2位、墨田区・足立区・江戸川区・葛飾区・板橋区では読売・朝日に次いで3位につけたのが、なんと産経新聞。
 筆者の方の分析では、2002年8月まで「下町版」というのが存在しており、下町の情報を手厚く扱ってきたからではないかとしているが、つい先日まで仕事上産経新聞を調査していた私が考えるに、1部110円という安さ、文字の大きさ、カラー記事の多さから、ご年配の方々にも読みやすい紙面になっているからではないかと推察する。

 こうした、全国紙が読まれている地域性も、分析してみると、非常に奥が深いものがある。新聞社それぞれの論調とともに、読む側の視点というものも大いに新聞の発行部数に関わってくるのであろう。


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2016年09月30日

祝‼優勝×2

 早いもので、もう9月も最終週。

 今週はスポーツ紙1面にとっては山場だった。
 何といっても優勝ニュースがふたつあったのだから。

 ひとつめは豪栄道。日本の国技、大相撲での14戦全勝での千秋楽待たずしての優勝。
 圧倒的強さを誇る横綱白鵬が休場とはいえ、ほか二人の横綱にも勝利しての優勝は、アッパレの一言につきる。しかも聖地国技館。
 これには館内も大いに沸いたようである。
 負けじとスポーツ紙1面も大いに沸いていた。何と、あの東京中日も豪栄道の優勝を1面に持ってきていたのである。名古屋場所などであればいざ知らず、あまり見ない1面だったので、逆に驚いてしまった。とはいえ、さすがのデイリースポーツは崩せなかったようである。25日朝刊の1面は全勝ならず!
 しかしながら豪栄道は、他のスポーツ紙の1面よりも何よりも、トーチュウの1面をがっつり飾れたことを、誇りに思ってよいだろう。

 二つ目は、セ・リーグにやや遅れてようやくパ・リーグの覇者となった日本ハムファイターズ‼
 こちらは、東京中日が豪栄道を1面にしたのよりももっと驚きの、何とデイリースポーツが大谷投手を1面にしていたのである。
 かといって、1面ジャックにならないのが難しいところである。ここは東京中日スポーツがジャックを阻んだのである。
 それにしても29日付の1面、日本ハムの1面とはいえ、大谷、大谷、大谷の連続で、少しばかり栗山監督が可哀想になってしまったのは私だけだろうか。
 確かに優勝を決めたゲームでの先発も大谷投手だったし、この優勝の立役者は間違いなく大谷選手なのだが。広島カープが優勝した時は、1面の見出しや写真が、黒田投手だったり緒方監督だったり、まあバランスが取れていたわけなのだが。今回の日本ハムの優勝に限って言えば、デイリーも含めてみな大谷イッポン。
 …大谷投手以外の選手も、でもまだ、クライマックスシリーズでの戦いぶり如何によっては、きっと大谷選手や栗山監督を抑えての1面の可能性は残されている‼はずである。よって、ここからの巻き返しを1面調査隊としても期待したい。
 知名度的には大谷投手であるが、どこまでの活躍をみせたら、大谷投手を抑えて1面を獲れるのか。それとも大谷投手の活躍がそれほどでなければ特に日本ハムを1面にすることもないのか。
 いろいろな意味で興味がある結果になりそうである。是非とも、クライマックスシリーズでは選手全員の全力投球がみたいものである。



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