2016年09月23日

セ・リーグが熱い

 雨が降り続いているこの1週間。
 三田寛子も夫である歌舞伎役者中村橋之助の浮気報道での会見で「雨降って地固まる」なんて言っている。晴れていたらなんて言っていたんだろう。メディアでは彼女の会見が神対応として褒められていた。
 とはいえ、スポーツ紙1面を飾るほどではなかったようである。どのスポーツ紙も今やクライマックスシリーズをかけた最終段階に入ったプロ野球報道ばかり。

 で、広島の優勝が決まった今、熱いのがまたもやセ・リーグ。ラミレス新監督になって1年目の結果が出るところだったのである。

 果たして結果は。
 CS進出決定‼である。
 決定翌日の20日付の朝刊は、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツ、そしてジャイアンツ新聞であるはずのスポーツ報知も横浜DeNAの初のCS進出が1面を飾っている。もちろん、1面はラミレス監督。
 大変失礼ながら、中畑監督に代わってラミレス監督になった時、正直「話題先行型は変えないんだな、こりゃダメだ」と見切りをつけていたのだが。
 まさかまさかの展開。
 しかもDeNAだったからこそ、驚きもあってか4紙が1面という結果。
 まあ、1位の広島と2位の巨人との差は今のところ15ゲーム差以上ある。3位のDeNAとでは18ゲーム差だ。大きな力の差があるのは否めない。
 では想定内だった、1面にしなかったトーチュウ・デイリー2紙はといえば、もちろん、最下位争いをしている推し団で決まりである。阪神も金本新監督に代わっての1年目だったというのに。この差はなんだろう。片やCS進出で咲き誇る笑顔を振りまいての4紙1面と、片や連日「金本虎体制見直し」的な見出しをつけられ続ける屈辱的な1面の日々。
 こう考えると、阪神や中日は、黙っていても1面を獲れる代わりに、結果が最悪だと、1面で落とすところまで落とされ続ける、地獄の日々が待っているということだ。

 こうして新監督になっての光と影ができていた翌日の朝刊は、またまたDeNAで4紙1面。ハマの番長こと、三浦投手がとうとう引退を決発表したのである。理由は簡潔に「勝てなくなったから」。
 潔くマウンドを降りるこの会見は、ひとつの時代の終わりを告げているようにも見えた。そういう意味では、4紙1面は妥当な紙数だったのではないかと思う。




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2016年09月16日

25年ぶりの…‼

 去年、この時期、私はちょうど広島にいた。
 かぶらなくてよかった、と思う反面、フィーバーの真っただ中に身を置きたかった、と残念に思う気持ちもある。

 もうお分かりかと思うが、広島カープが25年ぶりにセ・リーグを制したのである。
 はい。有無を言わさず、文句なしの1面ジャックである。
 なんと言っても大リーグの名門からのオファーも断って古巣に帰ってきた黒田が、優勝を決めた10日の先発だったのだ。緒方監督という、就任2年目の若き監督だったからこそなのか、チームの纏まりは今まで以上に発揮されていた。ここから、ドラマは始まっていたのである。
 数年後だか、何十年後かあとに、黒田投手と緒方監督の信頼し合う男の友情を軸に映画なんかになるかもしれない、と1面調査隊は思ったりもした。

 1面ジャックでも、各紙趣向を凝らしているのも面白い。日刊スポーツなんかは、新聞の表題の文字「ニッカン」が、365日青文字なのだが、翌日の11日の表題は赤文字になっていた。しゃれたことをするもんだ。デイリーも表題の文字はいつも黄色だが、黄色から赤へのグラデーションで印字しており、最後の伸ばすところも虎のしっぽから赤いこいのぼりに変わっている。スポーツニッポンは、表題「スポニチ」のスの字に、赤い帽子をかぶせている。

 真っ赤に彩られた1面ジャックは、キオスクでもコンビニエンスでもさながら、少し早めの紅葉のようだったに違いない。
 選手に大金をつぎ込めるような球団ではなく、球場自体が市民球場とよばれるくらい、市民の、市民による、市民のための球団だったからこそ、この25年ぶりの優勝は価値あるものだったのだ。
 日本人は特に判官びいきな民族であるから、金に物言わせる巨大な組織を小さな集団が倒すといったような話は特に好むのである。
 まさに日本人好みの価値ある勝利ではないか。まあ、これからクライマックスシリーズも、日本シリーズも待っているが、このフィーバーぶりは半端ない。
 このまま大球団をなぎ倒して、歴史に名前を刻んでいただきたい。まあ、この時点ですでに歴史に名を刻むことにはなっているのだが。
 クライマックスシリーズ、日本シリーズでも神がかった勝利で日本列島を席巻してもらいたいものである。
 いつか私が予言したような、感動の映画になって戻ってきてもらえると、なお嬉しい。
 広島カープ、及びファンの皆さま、関係者の皆さま、本当におめでとうございます。


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2016年09月02日

ワカモノの時代がやってきた

 早いものでもう2016年も残すところあと4ヶ月。
 あっついなぁと強い日差しに目を細めていたかと思ったら、もうそろそろ朝晩、肌寒くなってくるころがやってくる。
 ついこの前まで夏のオリンピックに感動していたのが、今度は冬のオリンピックに心躍らせるようになるのだろう。

 我々にはあっという間の時間だったが、この選手には随分長く感じられたことだろう。
 久しくスポーツ紙1面でお目見えしていなかった石川遼選手。
 ようやく、今週末に行われたライザップ・KBCオーガスタで完全優勝をはたしたのである。腰痛で5カ月も試合から離脱していた期間も、自身、相当辛かったはずだ。
 この間、男子ゴルフ界ではリオ五輪辞退の松山選手やら、五輪に出場した片山選手らの動向が気になってもいただろう。「もし、自分だったら…」とも思っていたに違いない。

 それを乗り越えての完全優勝である。
 完全優勝は、7年ぶり2度目という。まだ24歳で‼7年前と言ったらまだ17歳で、たぶんハニカミ王子と呼ばれて、フィーバー真っ盛りのころだろうか。2009年のサン・クロレラクラシック以来ということだ。
 スポーツ紙1面には「復活」の文字がやはり踊っていた。
 優勝翌日の29日の朝刊は、スポーツニッポン、スポーツ報知、サンケイスポーツ、日刊スポーツが目出度く1面だった。まあ、デイリーと東京中日は不甲斐ない推し団のケツ叩きで忙しく、1面はそちらに割いていたのだが、そこは予想内のことである。
 このプロ野球の勝敗でもりあがる9月に、4紙1面は立派なものである。それだけスポーツ紙の記者たちも喜んでくれたと言ってもよいだろう。

 それにしても。最近の10代・20代は肝が据わっている。
 リオ五輪卓球銅メダルの伊藤美誠選手も、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手も、大きな壁があればあるほど、生き生きとしている感じがする。
 「最近の若者は…」と嘆くおじさんたちも多いが、ちょっとやそっとのプレッシャーに潰されない、そんな若者も、これからの日本には必要だということだろう。
 スポーツ紙読者層のおじさんたちも、若者の活躍する姿から、どんどんパワーをもらって、みんなで元気な日本にしていけたら、もっと日本は楽しくなると、1面調査隊は思うのである。

 ちなみに。来週のブログですが。関西のスポーツ紙チェックで出張してまいりますので、こちらはお休みします。


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2016年08月26日

感動をありがとう!

 「勝って騒がれるより負けて騒がれるようになれ」と大相撲の安芸の海に師匠出羽の海親方は言った。

 果たして。
 今回、誰もが金メダルは当たり前だとどこかで思っていた(本当はそんな簡単じゃないことは本人も周囲もよく知っているのだが)。どこかで吉田沙保里は霊長類最強で間違いないと安心しきっていた。多分、本人以外は。
 結果、決勝で敗退した。何度も謝る姿に、こちらこそ「当たり前」だと思ってしまって更なるプレッシャーを与えていたことに、謝りたくなってしまった。銀メダルだってすごいのに、あれほど謝らせてしまって、一国民としても申し訳なさでいっぱいである。
 オリンピックの正式種目からレスリングが外されそうになって、身体を張ってレスリングを残すことに必死になっていたこともあったし、レスリングの知名度をあげるためにバラエティ番組などにも多く出演していた。
 それも負けた要因のひとつだと言われればそれまでかもしれないが、誰よりもレスリングのことを想って、レスリングを引っ張ってきたのだ。吉田選手や伊調選手のV3、V4がなければ、ここまでメジャーな競技になっていなかったかもしれない。
 今回の五輪でも、結果のみでしか取り扱ってもらえなかった競技がいくつもある。地元やその業界では五輪にむけて恐らく壮行会やら開催されて背中を押されてリオ五輪にきたのだろうけど、結果が残せなかったら、スポーツ紙ですら結果のみの扱いになってしまう無情な世界なのだともいえる。

 故に。今回銀メダルでも、いや、だからこそ1面ジャックをした吉田選手なのだろう。冒頭の「負けて騒がれる」選手になるまでレスリングを背負ってきた吉田選手に、「ありがとう」と「おつかれさま」を伝えたい。そして。プレッシャーを跳ね除けて4連覇を成し遂げた伊調選手には、文句なしの「アッパレ」である(すみません、上から目線で)。

 それからもうひとつ。
 「アッパレ」な銀メダル。これはもう、鳥肌モノだった…。
 男子400メートルリレー。元々陸上は好きだが、これほど感動させられるとは思わなかった。改良に改良を重ねてつないだバトンパス。予選でもうまくいったが、それ以上を求めてさらに決勝では改良してバトンパスでつないだ。
 自分のなすべきことをそれぞれが行い、バトンで次につないでいく、それだけのことが人にこんなに感動をあたえてくれるのだなと改めて感じさせられた。
 第3走者の桐生選手がラストのケンブリッジ選手にバトンを渡した後に「いけー‼」と叫んでいた姿は、今でも印象に残っている。そしてケンブリッジ選手も憧れのボルト選手の隣を生き生きと走っている姿は観戦している私たちをもさせてくれた。
 勇気と希望をありがとう、リオ五輪&出場した選手たち。


 それにしても。話が随分逸れるのだが。
 天才は1%の才能と99%の努力でつくられるっていうのは、ちょっと違うと思うのだ。
 何故なら、1%の才能がまず何なのかを見極めるのと、それを引き出してくれる環境があるかっていうことの運も必要なわけだ。
 もし、ジャマイカのボルト選手が、1998年、日韓W杯での日本VSジャマイカ戦での勝利を見て感動し、「オレもサッカー選手になるぜ‼」と思っていたら、運動神経は抜群だろうからそこそこの選手にはなったかもしれないが、こんなに世界の歴史に名前を刻む人にはなっていなかっただろう。
ケンブリッジ飛鳥選手だって、あの端正な顔立ちと姿から、やはりモデルのスカウトをされたことがあるらしい。スカウトマンは、たしかに彼の仕事としては間違っていなかっただろう。ケンブリッジ選手、実際のところモデルとしてもやっていけただろう。だが、こんなに世界の大舞台で大活躍するほどの人にはなっていなかったかもしれない。
例えば、高校野球の清宮君だって、お父さんの影響でラグビーにしか興味を持つことがなかったら、高校野球であれほどスポーツ紙の1面をかざることはなかっただろう。お父さんがラグビーと野球と両方をさせてきたのが、今の清宮君を作ってくれたのだ。
錦織選手も、もし同じラケット競技で卓球に興味を持っていたら、これほど世界的に有名な選手にはなっていなかったかもしれない。そして、彼のジュニア時代にこの子は世界で活躍する子になると一目見て感じたコーチに出会っていなければ、アメリカにジュニア時代から留学なんて考えなかっただろう。

すべてはその競技との出会いと、引き出す環境だなと思う。
それを考えると、重量挙げの三宅宏実選手が最後にバーベルにハグしていた姿や、ボルト選手がトラックに何度もキスしていた姿が、とても心にしみてくるのだ。
今までの、出合ってきたすべてに感謝。わたしも、常日頃から色んな事に感謝していようと思う。



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2016年08月25日

あえてのSMAPなのか、この時期に

 このリオ五輪真っ只中、そして日本勢メダルラッシュの中、社会的には終戦記念日・お盆が近づいてきている中、よもやの発表。半年前に収束したかにみえたSMAPの解散。
 結局、本当に解散という結末になった。

 うがった見方をすれば、リオ五輪の最中だから、きっとスポーツ紙もワイドショーもそちらを大きく取り上げるだろうという考えがあったのだろう。また、週刊誌もこの時期、合併号などで発売がずれることが多い。それを狙ったのではないかというコメンテーターもいた。

 だが、それはこの前の解散騒動の反省ができていないと、私は思った。
 何故なら、NHKの錦織圭選手が準決勝でマリー選手に劣勢で苦戦中の中、ニュース速報が入るくらいだったのだ。そして翌日のスポーツ紙はデイリースポーツもガッツリ一面で、文句なしの1面ジャックだった。
 1日前の13日の1面、水泳女子200M平泳ぎで、24年ぶりの金メダルを獲った金藤選手ですら、デイリーが阻んで5紙止まりだった。この14日だって、柔道男子で原沢選手が銀メダル、女子柔道で山部選手が銅メダルと、輝かしい成績を残したのである。
 それでもなお、SMAPだった。社会的大損失といえば、そうなんだろう。実際、大きく芸能関係・音楽関係の株価は大きく揺らいだ。だが、オリンピックのメダルだって、負けないくらい日本経済に大きく影響するではないか。あまりにメダリストたちが不憫である。

 …それとも柔道ではダメだったのだろうか。今回の柔道代表は選手の若返り、井上監督のネームバリューからしても1面を獲れる可能性はしっかりあったのだが。やはり日程的に体操の絶対王者内村選手の活躍の影になってしまったのだろうか。
 もはや内村選手の輝きは、他のスポーツのメダリストらをも陰にしてしまうようだ。
 実際、個人総合で奇跡の大逆転金メダルを内村選手が獲った翌日の12日朝刊は、当たり前のごとく、1面ジャックだった。まあ、本当に観戦しているこちらもドキドキハラハラ、ワクワクさせられて熱狂したのだが。1面ジャックもうなずける面白さだった。

 他の競技も面白かったのだが、1面ジャックにはあと一歩というところだった。96年ぶりに日本男子テニスで日本にメダルをもたらした錦織選手ですら、5紙止まりである。しかも‼驚くべきは、阻んだのはデイリースポーツではなかったのである。なんとも中立的立場であるはずのサンケイスポーツに阻まれたのである。この日のサンスポの1面は…元プロ野球選手豊田泰光さんの訃報だった。…いや、まあ、訃報記事にイチャモンつけようってわけではないのだが。この、「おお!デイリーも1面‼それじゃあっ」ってノリに乗った瞬間だったため、拍子抜けしてしまったというか。
 ここは、世界ランキングに影響しないのにあえて日本代表として壮絶な戦いをしてメダルをもぎ取った錦織選手に1面ジャック賞をあげたかったなあと思うのは、私だけではあるまい。

 それにしても、今回の五輪は、記者の方々も困るくらいに全般的に活躍してくれている。もちろん、ロシア勢が全くいないというのも、多少はあるだろう。それでも、色々なスポーツで、今までの努力が実ってメダルに繋がっているというのは、やはり嬉しいものである。
 一人でも多くの笑顔のアスリートが増え、一人でも多くの国民が勇気づけられるような、そんなスポーツ紙1面を、残り1週間もないが、期待している。


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2016年08月12日

日本人金1号、日本人スポーツ紙ブログ1号

いよいよリオ五輪が開幕した。治安やデング熱やらで開幕までは不安だらけの五輪だったが、開幕して見ればやはり世界のスポーツの祭典で、ナショナリズムの血が騒ぐってものである。
 
 今週はオリンピックの話題で持ちきりである。
 が、ここに食い込んできたのは、イチローのメジャー通算3000本安打の大記録達成。ちょっと時期が悪かったかな、と5紙1面で終わってため考えたのだが、実際はいつものデイリースポーツに阻まれただけである。デイリースポーツはとくにリオ五輪を1面にしていたわけではなく、現在絶不調の阪神タイガースの金本監督のインタビューを載せているのである。…イチロー、元はオリックスだったのに。というわけで、1面ジャックは惜しくもならず、結果、リオ五輪にブログは集中していきたい。
 本当は水泳の萩野選手に続き、既に金メダリストが誕生しているのであるが、今回は見送らせていただく。
 現状のところ、体操が団体で金、速報で個人総合で内村選手が金、15日の種目別のゆかでの白井選手と内村選手の決勝の結果待ちもあったりして、それはそれで内村選手の種目別あわせて3冠なんか獲っちゃったりしたら…なんて妄想は無限大に膨らんでくるわけで。
 ゆえに、日本金メダリスト第1号獲得の萩野選手に焦点をあてさせていただく。

 いや、年をとってますます涙もろくなったせいか、萩野選手と瀬戸大也選手(自由形400銅メダル)のライバルでありながら親友でもあるという、青春そのもののこれまでの歴史などが新聞でもテレビでも紹介されると、やはりグッと胸にくるものがある。
 ただでさえ、4年に一度というプレッシャーの世界で最も有名なスポーツの祭典である。緊張しないわけがない。それでもふたり揃ってワンツーフィニッシュと誓っていたという。彼がいたから今の自分がいるとお互いが認め合っている。そういう関係が、とても羨ましいとすら思う。
 どのメダリストのインタビューを見ていても思うのだが、やはり色んな辛いことや困難を乗り越えてきた彼らだからこその言葉の重み、言葉が詰まったその沈黙すら、苦難を乗り越えてきたであろう過去を想像させられ、観ているこちら側も泣けてきてしまう。
 スポーツというのは、どんな人でも感動させられるということが改めて感じられた。

 日本時間で21時くらいに始まって、丁度良い時間であり、朝起きたらメダルラッシュなんていう日も続いている。朝から感動と笑顔で出勤できるという日本国民へのご褒美のような彼らの活躍に、ここ最近は感謝しまくりである。
 まだまだ五輪に出場しているアスリートの闘いは続いている。慣れない土地での疲れもあると思うが、今までの練習の成果を十分に出して、日本に勇気と感動を分けていただきたく、地球の裏側から熱い声援を届けたいと思う。
 ファイトだ、ニッポン‼
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2016年08月05日

悪童にも愛された角界の神様

 ここ最近、ブログで訃報を扱うことはあえて避けてきた。
 が、今週は扱わざるをえない。

 千代の富士が亡くなったのである。まだ61歳の若さであったから、現役時代の記憶もまだ我々の中にしっかりと残っている。
 8月1日の朝刊はこの元横綱千代の富士が5紙1面だった。惜しかった。デイリースポーツがやはり阪神を1面にしていたのだが、見出しの横の部分に差し込みの中面見出しを載せていて、そこには「千代の富士死す」とあった。隣の1面見出しのフォントと同じ大きさで、黄色と赤を基調にしたデイリースポーツには珍しく、白地に紺の文字だったから、実際は本見出しよりも目立っていたかもしれない。駅売りによくあるような斜めにくるっと巻かれたスポーツ紙の売り場の並び方だと、1面ジャックに見えていたかもしれない。

 「巨人、大鵬、卵焼き」の元横綱大鵬が亡くなったのは2013年1月19日。翌日、大鵬のときは1面ジャックだった。
 それに匹敵するくらいの扱われ方だったと、千代の富士及び千代の富士の関係者の方は思っていただいてよろしいかと思う。
 いや、寧ろメディアの露出では、記憶に新しいだけに、若いアナウンサーたちも思い入れを語っていたのが印象的だった。
 例えばTBSの朝の情報番組の司会を務める夏目三久アナも、彼女の祖母も母親も千代の富士の大ファンで、小さなころから自分もファンになっていたとコメントしていた。彼女の祖母は、幼き夏目アナに「本当の男の色気っていうのは、こういう人を指して言うんだよ」と伝えたそうだ。
 また、日本のメディアや相撲界と決していい関係を築いてきたわけではなかった元横綱朝青龍が目を潤ませながらコメントしていたのも心に響いた。Twitterでも「涙が止まらない」とか「モンゴルにきてイトウを釣る約束は?」とか「憧れの力士、角界の神様、横綱たちの横綱」とコメントしている。
 いかにこのやんちゃな悪童に愛されていたかが分かる。
 実際、朝青龍は目標とする横綱は千代の富士だったようで、後輩の力士らにも、千代の富士のビデオを見せ、勉強させたという。

 そんな千代の富士の訃報記事は、やはりデイリースポーツの扱いを見ても、準1面ジャック賞と呼んでも相応しいだろう。
 我々からはそんな賞しか差し上げられないが、どうか心安らかに。ご冥福を、一同お祈り申し上げる所存です。


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2016年07月29日

日米通算200勝じゃけぇ

 …冒頭のタイトル、決して広島県民をおちょくっているわけではなく、カープ愛に寄り添うカタチで書いてみたところ、こうなっただけである。

 そう、大リーグから日本のプロ野球に戻ってきた黒田投手が今週、ようやく日米通算200勝をあげた。日米通算で200勝の大台にのったのは、野茂英雄以来2人目だそうだ。パイオニア野茂から何人もの投手が海を渡ってチャレンジしてきたが、200勝というのは、結構大きな壁なようだ。
 ちなみに、日本国内のみでの投手だと、200勝以上上げた選手は24人である。
 
 イチローが日米通算で大記録を成し遂げたときは、一部の関係者から日米通算は認めない的な発言が飛び出したものだが、今回はそれをパロってイチローからも祝福の声が届いた。「日米合算なんて俺は認めない‼」と。もちろん、祝辞である。

 その黒田投手の200勝目の相手は何とデイリースポーツの推し団、阪神タイガースである‼7月24日の朝刊、これは久々の1面ジャックなるか⁉

 案の定、デイリースポーツは「黒田に200勝目を献上」と負けた側から目線の1面だったが、1面が黒田の200勝だったことには変わりない。
 これで…と思ったがやはりもう一枚の壁は厚かった。トーチュウである。
 しかもファンに平田が怒鳴っている写真が1面。見出しは「竜ファンも選手もイライラ」。今週、タイガースと最下位争いを続けている中日ドラゴンズ。ファンがビシエド選手へヤジを飛ばしたことに怒った平田が観客席に向かって怒鳴ったのである。
 まあ、水曜日には最下位タイになっているときなので、黒田の200勝おめでとう、どころではなかったのだろう。

 1面調査隊からひとつ言えるのは、どうぞ、選手とファンは仲良く、ということだろうか。阪神ファンはタイガース愛だからと結構ヤジを飛ばしているイメージが強いが、どうも他の球団となると心配になってしまう。それにトーチュウの記者だって、トーチュウの読者層はほとんどがドラゴンズファンかモータースポーツファンのどちらかだろうから、ファンが球団離れしていくのは避けたいところだろう。
 イライラするのはわかるが、ここはひとつ、スポーツ紙の未来のために。仲良くしていただけたら、と思う1面調査隊であった…。


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2016年07月22日

さよなら、PL。また逢う日まで

 タイトルそのままの本日のブログになるのだが。甲子園春夏7度の優勝経験のある野球部名門PL学園が、東大阪予選の初戦であえなく敗退した。
 
 どうやら「廃部」ではないらしく、「無期限休部」ということらしい。

 それでも、学園本体自体の存続も危ういという話もあり、復活への道のりは厳しそうだ。数年前から、野球部内での校内暴力が問題となって、対外試合が禁止となったり、厳しい世論にさらされてはいたのだが、よもや休部になるとは…。
この最後の試合にはPL学園出身のOBらが駆けつけ応援したようだが、その声も届くことなく敗戦となった。
 ちなみに、PL出身の選手、名門だけに大物ばかりである。ドジャースのマエケンをはじめ、福留孝介選手、松井稼頭央選手、そして有名な「KKコンビ」、桑田真澄氏、清原和博氏ら。
 さすがにこの名門が初戦であっけなく散ってしまったとはいえ「無期限休部」となり、スポーツ紙記者も胸に訴えるものがあったのだろう、初戦敗退結果でありながら、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、日刊スポーツの3紙が16日朝刊の1面で別れを惜しんでいた。
 皮肉にも、PLの校歌には最後のサビの部分「ああ PL PL 永遠の学園 永遠の学園」とある。…野球部は永遠の野球部とはならなかったようだし、学園自体の存続危機もうわさされている。
 永遠の学園となるのか、否か。

 とりあえず、スポーツ紙1面記者からは1面をプレゼントという形で餞別を送ったようなので、1面調査隊もそれに便乗してブログにて贐の言葉を贈らせていただきたい。
 さらば、PL。また逢う日まで。


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2016年07月15日

オコエ君VS清宮君、次世代の怪物対決

 プロ野球では、年に一度、セ・パに分かれてオールスターゲームが開催されている。
 そして昨日14日、その前夜祭として、その年のドラフト1・2位で入団した選手、話題性のある選手を極力出場させ、東西に球団を分けてゲームをするフレッシュオールスターゲームが開催された。こちらも毎年、盛り上がっている。
 ちなみに、高校生からドラフト入りした年にMVPを獲った選手には、大リーグで活躍するイチロー選手や青木選手、日本ハムの中田翔選手がいる。

 今年の話題は、もちろん楽天イーグルスに入団したオコエ選手。ああ見えて18歳(ああ見えては失礼か)。いつも明るく元気で、非常に応援したくなる選手である。…願わくば、このままの明るさで野球界を引っ張っていってもらいたい。
 話が逸れるが、イチローやマー君も、若かりし頃はものすごく物腰柔らかく笑顔の絶えない好青年たちだった…いつごろからかメディアに対してぶっきらぼうになってきたのが、少し寂しい。
 イチロー選手が笑顔でとんがりコーンのCMに出演していたり、日産のCMで「一路(いちろ)、日産へ‼」とダジャレを言っていた(言わされていた?)のをご存じの方も、まだまだいらっしゃるだろう。少し、あの頃が懐かしく思われるのは私だけではあるまい。
 まあ、わたしの勝手な意見であり、職人っぽく、メディアのしょうもない質問には冷たく接する知的な感じを好むという方もいらっしゃるだろうから、そこはゴリ押ししないのだが…。オコエ君には、これからも笑顔の似合う明るい選手でいていただきたく、一言書かせていただいた。

 そんなオコエ君、昨日のフレッシュオールスターで大活躍をした。それなりに他の選出された選手らも、みな甲子園で活躍していた面々である。その中で、中越え二塁打、三盗、タイムリーヒットと、打って走って、の大活躍だったのだ。格の違いを見せつけられた感じである。
 MVPも期待されたのだが、残念ながら3ランを放った巨人の岡本選手が選出され、オコエ選手は優秀賞に終わった。
 それでも記者が取り囲むのはオコエ選手。そして記者からオコエ選手に質問。「新聞の1面に取り上げられそうですか?」
 しかし、オコエ選手、事前に終わっていた東京都の予選で怪物ルーキー早実の清宮君が本塁打を放っていたことを知っていたので、「清宮君には100%勝てないです」と応じた。
 結果はと言えば、オコエ選手のコメント通り、スポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツ、サンケイスポーツの4紙清宮君。他はそれ以外。

 まさに清宮フィーバー。オコエフィーバーが起きてもおかしくないくらい、このフレッシュオールスターは活躍してくれたんだけれど。
 これだけ活躍したんだから、少しはスポーツ紙1面で報いてあげたい、と何だか親心のような、そんな気持ちになってしまったのは私だけではないだろう。
 
 がんばれ、オコエ選手‼フレッシュな明日のスターであることは間違いない‼


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2016年07月08日

五輪よりも夢

 さすが購読者層、オッサン。
 今週のスポーツ紙1面を見て思ったことだった。
 
 逮捕された当人である高知東生容疑者よりも妻の高島礼子さんの会見のほうが1面を獲った紙数が多かったこと?いや、それもあるが、そういうことではない。
 それは単にネームバリューの大きさではないだろうか。

 7月4日に本人から正式にリオ五輪の出場辞退が発表になった松山選手。それほど今リオ五輪に注目が集まっていないし、出場辞退くらいで…と思っていたのだが。なんと3紙1面。それも、スポーツニッポン、スポーツ報知、日刊スポーツの3紙。
 まあ、100年ちょっとぶりに五輪競技に復活し、しかも近年ゴルフ人口が減少しているようなので、今や日本ゴルフ界のエースとなった松山選手の出場に期待していたのはよくわかる。前々から打診されており、今になって決断したところをみると、松山選手も相当悩んだと思われる。
 スポーツ紙でも論議を醸し出しているが、全国紙でもスポーツ面を大きく割いて論評が載っていたりもする。
 自分がゴルフをたしなんでいないせいか(経験はあるのだが)、それほど大事なことなのか、と改めてメディアの対応を見て考えさせられた。日本でメジャーなスポーツになったのはここ数十年という急成長を成し遂げたゴルフだが、いまや国技である柔道よりもスポーツ紙の1面を獲る時代になってしまった…。まあ、読者層がやはりオッサン世代であることを考えると、スポーツ紙1面というコンテンツは、やはりオッサンに的を絞った作りになっていくのは必至だろう。
 
 スポーツ紙としても、有力な男子ゴルファーが次々と辞退を申し出ているし、彼の事実力ならメダルも期待できるし、1面も飾れるとふんでいたのだろう。また、ゴルフ協会も、そんな期待があったのだろう。やや辞退に関して不満げな様子である。
 しかしながら、私個人の意見としては、本人の意見を尊重すべきだと思う。治安への不安も、今世界各国でテロも暴動もあるし、ジカ熱への不安も、いつだったかの記者発表の際、虫に刺されて顔半分が大きくはれ上がって登壇した松山選手を見る限り、虫に対して人一倍敏感になっていても致し方ないと思う。
 同じゴルフ界で活躍する宮里美香選手も、松山選手を擁護するコメントを発表していたのもうなずける。「屋内でプレーする選手と屋外でプレーする選手(の不安度)は、違うということを理解してもらいたい」とか。
 一方で悪く論じられる理由としては、愛国心よりも自分のメジャーでの成績を優先して考えている、ということだ。だが、それだって日本だからそう受け取られているだけだ。野球のにしたってワールドベースボールクラシックや五輪よりも、大リーガーたちは自国のリーグ戦を優先しているし、サッカーだって五輪よりも自国のリーグやチャンピオンズリーグだ。ゴルファーにとって、五輪よりもメジャー大会を優先に考えて何が悪いというのだろう。恐らく、小学生のころの文集などで書く将来の夢で、ゴルファーを目指している子供が書く言葉とすれば、「将来は、メジャー大会で優勝したいです」とか、そんな感じだろう。実際、以下は石川遼の卒業文集。

二年後…中学二年生、日本アマチュア選手権出場。
三年後…中学三年生、日本アマチュア選手権(日本アマ)ベスト8。
四年後…高校一年生、日本アマ優勝、プロのトーナメントでも勝つ。
六年後…高校三年生、日本で一番大きいトーナメント、日本オープン優勝。
八年後…二十歳、アメリカに行って世界一大きいトーナメント、マスターズ優勝。

五輪に関しては一言も触れていない。結局、20歳では達成されていないが、最終的な目標はマスターズ優勝である。
それにしても、恐ろしすぎる細かい人生設定だ。ファイナンシャルプランナーも真っ青だ。そのスポーツの中の一位を目指そうと思ったとき、それは五輪ではないということなんだろう。
ゆえに、松山選手のリオ五輪辞退に関しては、本人の気持ちを尊重してあげるべきだと、3紙の1面に大きく載った厳しい顔で会見に臨む彼の顔を見て思った次第である。



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2016年06月24日

飽きられはじめた総選挙

 今週の話題はと言えば。色んな意味で選挙だろうか。
 日本の参院選も、イギリスのEU残留をかけた国民投票も、もちろん注目を浴びている。
 が、こちらのブログで言えば、スポーツ紙愛読者からの注目度で言えばAKB総選挙だろうか。もうご存知の通り、指原莉乃が貫禄を見せて連覇した。ちなみに中間発表では2位だったのだが。
 結果、24万超えの票(東京都港区の人口と同じくらいなのである)を獲得し、2位の渡辺麻友に6万票以上の差をつけて圧勝した。
 この総選挙の開催日18日、たまたま秋葉原に上陸していたのだが、AKB48の前はかなりの人だかりだった。会場は新潟なのにという話を一緒にいた連れと話していたのだが、
サッカーをパブリックビューイングで見守るような気分なんだろうと思っている。

 が、1面の結果を見る限りではそろそろ飽きられ始めているように思う。
 年々増加傾向にある得票数にダマされてはいるものの、何となく新鮮味にかけるのか、注目度(世間話のネタとしてのおもしろみ)がどんどん下がってきているように思う。
 故の結果か、今年はこれほどぶっちぎりの1位を獲得したにも関わらず、総選挙で1面にしていたのはサンケイスポーツただ1紙のみだった。そしてテレビ中継をしていたのがサンケイスポーツの親元、フジテレビなのだから、サンスポは1面にせざるをえまい。
 それを考えると、ほぼスポーツ紙の記者の興味関心は既にAKBらアイドルから離れつつあるのではないかと思う。最近ではももクロなどといった他のアイドルも見かけなくなったし。やはり常に1面に載るようなパフォーマーでいることは至難の業なのだろう。
 秋元康先生はそろそろ次の手を考えているのだろうか。
 彼なら考えているかもしれない。
 彼の頭の中はどうなっているのか、たまに不思議に思う。美空ひばりに詞を提供するかと思えば、アイドルの曲(古くは小泉今日子やおニャン子クラブ、現在ではAKBら)だったり、とんねるずら芸人にも提供していたりする。大体、いい歳したおっさんが、「カチューシャ」やら「フォーチュンクッキー」やら、よく思いつくな、と。感心しきりである。

 随分話が逸れた。が、年々1面を飾る紙数が減り、とうとう1紙になってしまったのだから、来年は何とかせねばならないという焦りはどこかに持っているのではないだろうか。先を見通せる秋元先生なら、来年の今頃、もしかしたらまたAKBが1面をジャックするところまで引き上げているかもしれない。

 秋元先生のお手並み拝見といきたい。

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2016年06月17日

やっぱり、イチローは超人だ

 すごい。スゴイの一言だ。
 日本の東京都議会で「セコイ」話でチマチマ言い争っている中、イチローは着実に安打数を伸ばしていた。
 そして日本時間6月16日、とうとう元大リーガーP・ローズ氏の持つ歴代1位の安打数の記録を抜いた。まあ、日米通算なので本国アメリカでも賛否両論あるようだが。それでも、この記録はスゴイだろう。
 本来ならばこの1面調査隊、木曜日に1週間の調査を締めて、そこまでの集計でブログを書くのだが、今回ばかりは絶対イチローでしょうと思い、金曜日に書くことにしたのである。
 さて。その成果はあったのか。
 なんと。
 残念ながら1面ジャックならず!5紙1面だったのは言うまでもない。
 もちろん、ジャックを阻んだのはデイリースポーツである。なんとイチロー超えをしたのは、藤浪選手。どんだけデイリースポーツの1面を飾れば気が済むんじゃい…って思うのは、デイリースポーツ・阪神ファン以外では、私だけではあるまい。

 42歳のイチローは、今度アメリカでの3000本安打を目指す。
 全てが偉大な記録であることは間違いない。
 大リーグの記者会見を見た。イチローは言う。「(記録などは)大したことじゃない。だけど、(記録をだしたときの)チームメートやファンのああいう反応(ものすごく喜んでいる姿)がすっごく嬉しかったですね。それがなかったら何も大したことじゃない」と。
 イチローが言うと、全て名言に聞こえる。まあ、それだけの結果は残しているのだが。
 そんなことを言ってくれたイチローに、日本くらい諸手で称賛してあげようという気にはならなかったのだろうか、デイリーは。それともP・ローズと同じく「日米通算じゃ納得いかず!」的な精神なんだろうか。
 アメリカで賛否両論持ち上がるのはわかっていたことだ。日本でも王貞治のホームラン記録が塗り替えられそうになると、バッテリーが敬遠するようないやらしいことがあったのだし。ナショナリズムが生まれるのは仕方ないことだ。そんな中でも王さんのホームラン記録を塗り替えたヤクルトのバレンティンも、(日米通算ではあるけれど)イチローも、素晴らしいと思う。
 ここはお互い気持ちよく、塗り替えられた方も塗り替えるほうも、尊敬し合えばいいと思うのだ。

 最後になったが、イチロー選手、おめでとうございます。


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2016年06月03日

デイリースポーツの「スクープ!!」

 早いもので、もう6月である。
 何となく梅雨が近づいているせいかどんよりとした空気の重さ、じめっとした蒸し暑さが身体をむしばんでいる。
 そのせいか、どうもスポーツ界がパッとしない。いや。政界もパッとしないか。
 あれだけ騒がれていて言い訳を押し通そうとするM都知事、鉄の心臓だなと感心しながらニュースを見ている自分がいる…。そしてあれだけ「おもてなし」で騒がれた東京五輪も裏金問題で国際問題に発展している。身振り手振りが話題になった滝川クリステル的には「自分の力じゃなかったんかいっ」と心底ツッコミをいれたくなっただろう。

 まあ、政界がどうであれ、スポーツ紙1面にはそれほど大きく関わっては来ない。ただし、スポーツ界がパッとしないと、1面問題に発展してしまう。
 先週も話題がないと思っていたのだが、今週もさらに話題がない。しいて言うなら、清原被告の判決が出たくらいだ。それでも、31日朝刊「きょう判決」の類はスポーツニッポンとサンケイスポーツの2紙、判決後の6月1日朝刊はスポーツニッポンと日刊スポーツの2紙のみ。
 きっともう、スポーツ紙も飽きてきたのだなあと思わざるをえない結果だった。

 そして、その「きょう判決」1面の日にあたる31日、デイリースポーツの1面をみて失笑してしまった。「本紙スクープ‼壮大プロジェクト 阪神新球場」…て。
 いや、先週も日刊スポーツがあえて「スクープ」と見出しにいれて日ハムの新球場構想を1面にしていたことをネタに書いたけれども。
 書いたけれども、だよ。
 デイリーが阪神の新球場構想を「本紙スクープ」って。デイリーと阪神だけのツーカーなネタだっただけだろうと思うのだが。スクープ扱いにしてしまうのがデイリーの凄いところだ。寧ろ失笑を買うことを前提で話題性を狙ったのだろうか。
 そうなると、この1面調査隊はまさにその手に引っかかったわけだ。
 やるな、デイリースポーツ。…今までも意味のない時に阪神の選手の「本紙独占インタビュー」を載せてはきていたけど。
 センテンススプリングのスクープ感とはまるで違う。違うけれど、阪神ファンはそれに魅力を感じるのであろう。


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2016年05月27日

1面の苦悩

 産経新聞のオピニオン面に「編集日誌」というものがある。
 東京本紙は東京の、大阪本紙は大阪の編集者がそれぞれ書いているようなのだが。先日5月23日付の産経大阪の編集日誌では、トップに載せる記事についての悩みが書かれていた。

 ニュースの価値としては低かったり、他紙の後追いだったりすると、1面トップに持ってくる記事としてはどうかと思い悩むらしい。この方は、新聞記者の習性として「追っかけ記事」には乗り気がしないということを明言されている。

 全国紙でそうなのだから、スポーツ紙もおそらくそうなんであろう。いや、寧ろそういった気持ちはスポーツ紙記者のほうが強いだろう。
 そういう意味で言えば、デイリースポーツや東京中日、スポーツ報知は「鉄板ネタ」がはっきりしているから編集者もやりやすいだろうな、と思ってしまう。

 今週、実際のところ「これこそ1面に‼」というような話題が少なかったのだ。
 ゆえにデイリーや東京中日、スポーツ報知は平日は各推し団で1面を、土日はGIレースの予想で単調になっていた。
 他紙はがんばってはみるものの…「はあ」という感想を持つくらいだ。
 しいて言えば、42歳という年齢ながら3戦連続ヒットで10安打を記録した「まだまだ若手に負けないぞ」オーラを発しているイチローをスポーツニッポンと日刊スポーツが25日の朝刊で1面に取り上げていたのが、まあスポーツ紙の1面として話題性もあり、華もあり、売り上げに貢献しそうという点では王道パターンだったのではないかと思われる。

 あまりに話題性が乏しかったのか、日刊スポーツはあえて見出しに自ら「スクープ‼」といれて1面にしてきたのが「日本ハム新球場」。スクープというかなんというか。
 「スクープ‼」といれるほどの話なんだろうか、と思ったのは私だけではあるまい。しかもよくよく中身をみてみると、8年後の完成を目指して検討中、らしい。日刊スポーツの記者がそばにいたら「検討中かいッ!」とツッコミをいれたくなっただろう。

 まあ、つまりはスクープほどの話題もなく、1面にする記事に迷走した結果なのではないだろうかと思ってしまったのだ。
 全国紙の記者も、スポーツ紙の記者も、やはり1面は重要な位置づけであり、それなりに1面に何をもってくるかに日々苦慮しているということがこれでおわかりであろう。
 陰ながら、こうして1面を調査して考察している人間もここにいるということをお伝えしておきたいと思う。これからもいいネタをよろしくお願いしたい。


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2016年05月20日

公判VS謝罪、注目度対決!

 清原被告…かつてのスーパースターにしては、なんとも悲しい響きである。
 だが、避けようにも今週はこのインパクトが大きすぎた。
 何せ17日朝刊で「きょう初公判」がスポーツニッポン、サンケイスポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツが1面にしており、後半翌日の18日付もその4紙がそのまま1面にしていたのだ。
 ものすごい注目度だ。

 一般傍聴席20席程度に対して、果たしてどれほどの希望者が殺到するのかも注目されていたが、蓋をあけてみればのりピーこと酒井法子の折りは6615人(約330倍)、歌手ASKAの時は126倍の2624人で、今回の清原被告では3769人の188倍に留まった。
 しかしながら、それでもやはり2日連続の4紙1面はさすがである。スポーツ紙自体が年間紙面の大半を野球につぎ込んでいることを考えれば、のりピーやASKAの時よりも断然扱いが大きくなるのは必至だったとも言える。

 1面調査隊としては恥ずべきことながら、17日に彼の公判があることをすっかり失念したため、土日明けには「今週はベッキーテレビ復帰で決まりかな」などと勝手に決めつけてしまっていた。
 ただ、そのベッキーの話題も、特にブログで取り上げるほどの紙数を1面で獲れたわけではなく、復帰番組が放送された翌日は、スポーツニッポンと日刊スポーツの2紙にとどまった。まあ復帰会見をしたわけでもなく、スクープでもなく、TBSの一番組でMCの質問に応えただけなので、そんなものかな、と。ゆえにこの復帰に関してはまた、色々なところで論議されている。教育評論家の尾木ママまでもがこの復帰に関してコメントを寄せている(ちなみに、この復帰の仕方に関しては反対の立場だそうだ。きちんと会見で謝罪すべきだったといっている)が、そんな教育評論家までもが口を出すことだったのだろうかと、大きくなりすぎた今回の不倫事件に、疑問符をあえてつけたい…。

 結局のところ、ベッキーはその直後の清原元選手の公判の影に隠れることになり、この一週間、それほどその話題で触れられることはスポーツ紙においてはなかった。もしかして、それらを見越して…というのであれば、ものすごい計算高い復帰だったともいえるのだが。本当のところは、神とベッキー本人のみぞ知る。

 何だか、こういう暗い話題ばかりでは被災地に元気をお届けできないので、ここ最近のスポーツ界での暖かい言葉を紹介したい。
 国民栄誉賞を受賞している王貞治氏。言わずと知れた元巨人軍のホームラン王であり、ソフトバンク球団会長である。今年で8回目となる、「レジェンド・チャリティ―プロアマ」という、社会貢献のためのゴルフのイベントの発表会の席で、大手芸能事務所の方がお話をする機会があったそうだ。そして王さんは曰く、「この年になったら、欲しいものなんて、もう何もないんだよ。ただ、これだけは大事だと思っていることがある。”人のために何ができるか”ってこと。これまでは僕は本当に多くの人に支えられてきて生きてきたから、恩返ししなきゃね」」と。
 …何という聖人君子。王様神様仏様。こんなデキた人に国民栄誉賞が授与されて、本当によかった。
 こんな気持ちをみんなが持てば、きっともっといい国になるであろう。
 ちょっとセンテンススプリングをはじめとする週刊誌やタブロイド夕刊紙なんかは駒ちゃうだろうけど。


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2016年04月28日

チャリティー精神

 前回のブログで、九州出身のアスリートの活躍やそれを扱ったスポーツ紙1面をここで取り上げていきたいと書いた。
 が、今週に入ってその勢いは下火傾向になりつつある。

 そんな中、一人気を吐いたアスリートがいた。とはいえ、1面で扱ってくれたのはサンケイスポーツ1紙のみ。しかも、その活躍した試合が産経系列主催のフジサンケイクラシックなのだから、まあ、1面になるべくしてなったか。
 ただ、この日の試合では、「我こそが」と力を発揮していたのは大山選手だけではない。
 優勝した大山志保選手は、高校生活3年間のあと、下積み時代を含めると、7年間熊本で過ごした、被災地にとても縁のある選手である。そして、トップと1打差で2位に終わった笠りつ子選手も、熊本出身。彼女も「熊本に元気を届けたい」と息巻いていた。
 どちらが勝っても熊本県民に勇気と元気をあげられたのは間違いない。

 そして優勝した大山選手、何と優勝賞金1440万円を全額熊本に寄付したのである。
 実は彼女、熊本出身だからと今回だけ寄付しているわけではないのである。今回はもちろん思い入れも強く、大会前から全額寄付することは決めていたようだが、2011年の東日本大震災の折も500万円の寄付、2015年のヨネックスレディスの優勝賞金は、開催地新潟が2007年の新潟県中越沖地震の被災地だったため、この時も全額寄付という、ものすごくボランティア精神に溢れた粋な方なのである。
 もちろん、過去に年間の賞金女王になっているくらいだから、ある程度の稼ぎはあるのだろう。だが、全額寄付を2度もできるって、相当のチャリティー精神がないとできないことだと思う。今までの寄付金額、今回のを含めると、5000万を超えるというからスゴイ。自分が熊本出身だったら、きっとこんなに故郷を想ってくれる人の存在を、本当にありがたく思っていただろう。
 できれば、もっともっと1面で扱ってもらいたかったな、というのが1面調査隊の想いでもある。何故なら、サンケイスポーツ系列は基本的に東京・大阪・北海道が中心だからだ。九州でも出回っているスポーツ紙でもっと取り上げてもらえたら、きっともっと多くの被災地の人の目に触れたに違いないと思うのだ…。
 当の大山選手のメールには、被災地の友人から「ガッツポーズ見たよ。元気になる‼」などのコメントが寄せられたそうなので、恐らくフジ系列のTVは流されていたのであろう。

 大山選手が不運だったのは、海を越えた大陸で、ルーキーイヤーとなるマエケンが、史上最高の新人と言われるほどの活躍をしてしまったことだろうか(いや、日本人としては嬉しいことなのだが)。こちらも2紙のみだったとはいえ、やはり大リーグでの活躍はめざましく、大々的にテレビのニュースでも取り上げられていた。多分、こんな時期じゃなければ、マエケンをこのブログでも取り上げていたんだろうなと思う。

 だが、先週ここで約束をかわした通り、九州出身アスリートの活躍を優先でしばらくいきたいと思うので、少しでも被災地の方々に彼らの思いが届くことを願っている。


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2016年04月22日

我々にできること

 まずは今回、甚大な被害に見舞われた被災地の方々には、謹んでお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
 また、被災地にて懸命な救助活動に参加されている関係者の方々にも、謝意と敬意を表します。

 弊社にとっても大切な存在である、既に定年退職している前々社長(弊社ブログが立ち上がった際、猫好き社長のブログとして評判だった、あの方です)が、実は現在、熊本在住です。
 そのS氏から、先日無事だったとのメールが届き、本当に安堵いたしました。未だに続く余震もあり、土砂災害などの2次災害も増えているので、まだまだ安心はできませんが、「不死身です」と最後にあったのが、こちらとしても心強かったです。励まさねばならない私たちが、逆にその言葉で勇気をもらったような気がします。



 我々にできることってなんだろうと、考えました。

 17日付のネット上で話題になっていた愛媛新聞のスポーツ面、ご覧になった方、いますか。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1604/17/news019.html

何て粋なことをするんだろう!と、私も感動しました。
 この見出しを考えたのは、40代の整理部男性だそうです。「被災地のために、新聞記者として何かできないか」と思い、その思いが詰まったスポーツ面になったわけです。

 また、東北地方の20日付のテレビのタイムテーブル欄。午後6時55分からのプロ野球楽天戦で、タテ読みしてみると、「今度は支える番」と。こちらは河北新報をはじめとする、東北放送が放映される地域のテレビ欄ならご覧になれるかと思います。

ネットではこうですね。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/04/20/tohoku-housou-message-kahoku-shinpou_n_9736012.html

 新聞記者ではない私は、とりあえず週末に、銀座にある熊本のアンテナショップを訪れました。
 つい先日、大通りを挟んだ向かいに東急プラザ銀座がオープンしたばかりで、そちらのお客さんも、熊本館を発見して熊本のために何かしようと思うのでしょう、今までみたことないくらいに熊本館の前には行列が出来ていました。私が土曜日の15時くらいに並んだときは、入場制限もしており、30人から40人くらい、外に並んでいたように思います。
 みなさん、熊本館で何かしら買って帰ったり、中にも設置されている義援金箱に寄付したり、自分たちが今できることをやろうとされていました。

 たまたま、並んでいる横を、「こんなん、熊本の一企業のちょっとの売り上げにしかならん。ただの自己満足やろ」とわざわざ口に出して通り過ぎて行った人がいました。
 自己満足、確かにそうなのかもしれません。それでも、何かしたい、何かやろうと思って動く人と、動かずに批判だけする人は、やはり違うと思います。

 日本もまだまだ捨てたものではない、と感じられました。
 ネットで情報が錯そうしたり、ネット上でライオンが逃げたなどのデマを流す不届き者も中にはいますが、日本も、周りの国々も、みな被災地を心から応援しています。

 その中で、スポーツ紙の記者たちは、自分たちができることとして、1面見出しにとりあげることを優先にしてくれたようです。
 ソフトバンクホークスの活躍、熊本出身の選手の活躍、九州出身の選手の活躍を、わざわざ出身地を見出しにあげて1面にしていました。
 震災後から、ほとんどの1面がそれらの選手で埋め尽くされています。
 選手は自分たちができることを考え、被災地の人が少しでも元気がでるよう、活躍することだと思い、スポーツ紙記者はそれら選手の活躍を、うまく拾い上げて被災地に向けて発信していくという、無言の連携が出来ていたわけです。一種の絆だと思いますね。

 ですから、我々1面調査隊は、その1面の扱いを、きちんとブログで発信していく、ということが重要だと思いました。

 1面調査隊として、できるだけ彼らの行動を、言葉に表して、ここで伝えていきたいと思っています。

 心温まる記事を最後に。
 熊本県の江南中学校の校庭に、16日白線で「のみ水ください」と書かれてありました。17日の夜には、全国から続々と水をはじめとする救援物資が届いたそうです。
 それをうけて、生徒たちが再び白線で校庭にお礼を書いてくれました。
 こちらがそれです。

http://fundo.jp/65976

「のみ水ありがとう がんばるけん」

 辛い状況の中、それでもお礼を書いてくれたのです。全く知らない子供たちですが、本当に心から応援したくなります。

 今は辛いかもしれませんが、彼らや、被災して避難所生活を送られている方々が、数年後は笑顔で「それでも、やっぱり日本に生まれてよかった。」と言ってくれるような、そんな国であってほしいと願います。そう思えるような、勇気を与えられる情報を、少しずつでもここで開示していけたら、と思います。


P.S. 1面調査隊のブログの文体がいつもと違うと思われるかもしれませんが、いつも通り、Henryです。


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2016年04月15日

プロの世界

 今週は何を書こうか、一覧を見ていて思ったのは、やはり黒い疑惑があっても何だかんだで野球はスポーツ紙において絶対的地位にあるのだな、ということだ。

 9日朝刊、男子水泳平泳ぎの北島康介選手が引退発表をした見出しが、3紙の1面に掲載された。

 果たして、それは妥当な数字なのか。

水泳において2大会連続個人平泳ぎでの金メダル、及びロンドン五輪では団体にてメダルを獲得。自分の競技生活内以外のところでも、小学生たちに水泳教室を開いたり、公私ともに水泳界を牽引してきた第一人者が、引退したのである。あれほど「なんも言えねえ」とか「超気持ちいい」などと言った彼ならではの発言をフューチャーしてレジェンド扱いしていた割に、引退に関しては「3紙かよ」とツッコミをいれたくなるくらい拍子抜けの結果だった。

野球に続いてバドミントンでも違法賭博が問題になっており、薬(薬物以外にもドーピングも)やら反社会的勢力とのつながりとか、スポーツ界全体があまりよろしくない話題であふれている今、彼のような、周囲から信頼・尊敬される選手にもう少し敬意を払ってもよかったのではないだろうか。
スポーツ紙1面だけじゃなく、News23に北島康介が出演した際のインタビュアーの失礼な質問にも腹がたつ。
「決勝は気が抜けて力が出せなかったですか」「やっぱり北島さんも人間だったということですねえ」みたいなことを連発していた。これでもプロなんだろうか、と思ったのは、私だけではないだろう。北島康介のほうがどんな失礼なことを言われても笑って答えていたのが、大人に見えた。

 プロ。その道のプロの仕事を垣間見るというのが、結構好きだ。
 そのため、お仕事小説にはかなり惹かれて色々読み漁ってきた。本だけでなく、ドラマ・漫画にしても。
 今クール、漫画雑誌の編集者が主人公の「重版出来(じゅうはんしゅったい)」という漫画が原作のドラマが注目を浴びている(第一回はすでに放送済)。そして、主演は今ノリに乗っている黒木華。
 元女子柔道のオリンピック候補だったが、怪我でその道を断念し、人生において様々な場面で力と勇気をくれたマンガの世界でお手伝いをする編集の道を志した女の子の話である。第一話を見たが、それなりに面白かった。原作のファンの人に意見は聞いていないが、
それなりにいい出来栄えじゃないかと思う。しかも、黒木華の柔道背負い投げの場面が何度か出てくるが、それなりにサマになっていた。(柔道界のみなさま、「YAWARA‼」以来の、柔道注目シーズンが到来かもしれません‼もちろん、ドラマでも日本女子体育大学なので、暑苦しい男子部員はでておりませんが…今こそ柔道の魅力を前面に出していきましょう!)
 かくいう私は、軽量級の柔道は投げ技が多く、スピードもあって、かなり好きである。このブログ上では1面をとれないことをネタにはしているが、それなりに頑張ってほしいと思っている一人ではあるのだ。
 漫画家の仕事っぷりも色々見せてもらえるし、出版社の営業の話題、書店とのつながりも含め、我々の業界としてはかなり興味をそそられるドラマである。

 同じようなドラマ・漫画として、「働きマン」(安野モヨコ著)という漫画があったのをご存じだろうか。こちらは週刊誌(それこそ、今をときめくセンテンススプリング側)の作り手の内情を深く掘り下げていて、とても好きだった。ちなみに菅野美穂主演でドラマ化もされているが(Huluでも配信中)、どうもドラマのほうは必要以上に恋愛を絡めすぎていて、お仕事ドラマというより、恋愛ドラマに絡めたお仕事になっている感じだったので、ドラマのほうがおススメである。
 同じ週刊誌の記者を題材にしたものだと、リストラ請負人を主人公にした「借金取りの王子」(垣根涼介著)の続編にあたる「張り込み姫」というものがあり、売り上げが落ちている週刊誌の社員のうちのひとりの女性にスポットをあてている。このリストラ請負人のシリーズは、色々な仕事の実情が見えて、大変面白い。ちなみにNHKで坂口憲二主演でドラマ化されたこともある(ただし、「張り込み姫」の話はその中になかったかと思う)。

 また、地方紙の記者を主人公にした横山秀夫著「クライマーズ・ハイ」、小説は秀逸である。ドラマ・映画化もされたが、NHKのドラマよりは、堤真一出演の映画のほうをお勧めしたい。御巣鷹山に墜落した日航機をめぐる地方紙記者の奮闘を描いたものである。こうやって取材に命をかけているのか、とも思い、日々、仕事で扱う地方紙にもより一層の愛着がわいてしまった。

 全国紙の記者を題材としたものだと、最近の小説だが、仙川環著「吠えろ! 坂巻記者」とその続編がある。読みやすさからすると、上のクライマーズ・ハイよりも読みやすいだろう。こちらは全国紙の生活情報を扱う部署に配属になった女性記者の話。とんでもない上司(題名にある坂巻記者が、その上司)のもと、色々なことを学んで成長していくという、主人公の成長ストーリー王道パターンである。

 まだまだ他にも業界に関わるお仕事ドラマ・本・漫画・映画を紹介したいのだが、たくさんありすぎて、ブログにしては長くなってしまいそうなので、今日はこれくらいにしておきたい。
 で、こんなに話題がそれて何を言いたかったかと言えば、スポーツ紙記者を主人公にした本やドラマがあまりない、ということだ。スポーツ紙編集室でのある日の出来事、みたいなものをこのブログ上で書くことはあったけれども。(前出の「YAWARA‼」では、松田記者がスポーツ紙記者として準主役的なポジションだったっけ。あと、夕刊紙の記者を主人公にした「タブロイド」というドラマもあったなあ。常盤貴子と真田広之主演だったかな。でも冤罪を主軸にした硬派な話題で、ちょっとスポーツ紙の記者のような笑いもとれそうな方向には結びつかなかった。)
 スポーツ紙記者はドラマにしにくいのだろうか。是非とも、本なりドラマなりにしてもらえたら…と思う。
 そうすれば、もっともっとスポーツ紙の1面の役割とか、そこにかける記者たちの記者魂を理解してもらえるのかなあと思うのだ。

 スポーツ紙業界をもっと盛り上げていくために、我々1面調査隊も全面的に協力したいと思っている次第である。で、できれば、そのスポーツ紙記者の小説だかドラマだか、漫画が出来たら、クリッピング会社も取り上げてくれたら嬉しい…。
 いや。寧ろクリッピング会社を小説にしたらどうだろう。うん。物凄く熱いドラマチックなものにして。知名度もグッとアップするに違いない。それなら、全国紙もスポーツ紙記者も雑誌編集者もうまく題材に取り込めるから、いろんな意味でWINWINの関係の小説が誕生するだろう。いかがだろうか。


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2016年04月08日

センテンス・スプリングのおこぼれに乗っかるな

 この1週間、本当に野球ばかりだった。
 
 今日にいたっては、朝のテレビのトップニュースでも、全国紙の1面をも飾っていた、バドミントン男子日本代表選手の違法カジノ疑惑が、何故かスポーツ紙では1紙も1面を飾っていないという…。もちろん、それを差し置いて1面を飾っていたのは、プロ野球。

 バドミントンじゃあ、地味なのかと思っていたら、同じラケット競技、卓球女子が1紙だけ1面を飾っていた。野球や相撲の違法賭博ではあんなに1面で大騒ぎしていたのに、バドミントンになると、そんなにトーンダウンしてしまうのか…と別の意味で可哀想になってしまったのは、私だけだろうか。

 その卓球女子だが、あの福原愛選手である。未だに泣きながらラケットを振る映像がたびたび使われるくらい、少女時代から卓球少女として注目を浴びてきた。彼女もそして今は27歳という微妙なお年頃。確か早稲田大学在籍中、同じラケット繋がりか、錦織圭選手と手つなぎデートを1面でスクープされていたこともあった。
 もちろん、このブログでも書かせていただいた。

 そして、今回、そもそものスクープはまたしてもセンテンススプリング‼きっとこのワード、今年の流行語大賞を獲るに違いない。
 センテンススプリングのスクープをうけて、ホームページで愛ちゃんが自ら交際宣言を載せており、それを受けての本日7日日刊スポーツの朝刊1面なのである。
 日刊スポーツのスクープ部隊はとりあえず、何も動いていない様子である。

 こうなると、俄然スポーツ紙の記者も芸能人を張るのをやめてしまうのではないだろうか。センテンススプリングの記者にくっついていれば、何かスクープが獲れるんじゃないかという、安易な発想に走られると、スポーツ紙が本当にシーズン中は野球一筋になってしまって、つまらなくなってしまう。
 芸能ネタにも、もう少し力を注いで、センテンススプリングに負けないくらいのドでかいスクープをモノにしてくれないかなあと思ってしまう1面調査隊なのである。

 何故なら、週刊誌の1面(表紙)見比べは、していないから!


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