2016年12月16日

冬の1面風物詩

 もう2016年も残すところあとわずかとなった。
 仕事からの帰り道では、忘年会帰りのサラリーマンたちをよく目にするようになった。街のイルミネーションもクリスマスらしくなってきており、12月という月が、他の月に比べてはるかに存在感があることを感じさせている。

 12月になると、スポーツ紙1面でもやはり冬の風物詩が登場するようになる。
 その一つに、ウィンタースポーツだろう。
 今週はフィギュアスケートのグランプリファイナルが行われ、男女含めて史上初、羽生選手が4連覇を達成したのである。ただし、フリーでの演技は3位にとどまるという、少しばかり驚きの結果だったが。どんな王者であれ、やはり「絶対」はないのだな、と思わせられる。
 そして「絶対」でないことは、何も1位を獲るだけではない。史上初の4連覇であっても、1面ジャックは「絶対」ではないのだ。今回も、3紙にとどまったのだ。
 去年、圧倒的強さで3連覇を成し遂げたとき、総合点数300点越えをしたこともあってか、4紙1面だった。そのどれもが「羽生超え」と見出しを打っていた。頂点に立つもの、己が最大の敵と言わんばかりに。
 ただ、今回は自分だけでなく、フリーの演技では2人も羽生選手を上回る点数を出したのである。それもあってか、1面での取り扱いは4連覇と言えども、去年よりも下回ってしまったのであろう。
 しかしながら、2014年の2連覇のときは、なんとデイリーを除く5紙1面だったのだ。優勝が当たり前になってきてしまったのだろうか。1紙ずつ年々減ってきているのは、少しばかりアスリートへの尊敬の念が薄れてきてしまってはないだろうか。…羽生選手は勝って当たり前という風潮になってきてしまっているのだとしたら、大変失礼な風潮としか言いようがない。

 そしてもうひとつ。冬の風物詩といえば。古くはトヨタカップとよばれた、クラブW杯。国VS国ではなく、クラブの頂点を決める大会。トヨタカップのころは欧州クラブ王者と南米クラブ王者の対決だったのだが、今はそれが変わってきている(トヨタカップのころのほうが好きだったが)。
 そのクラブW杯、トヨタカップと変わらないのが、12月に開催ということ。まさにサッカー好きからすれば冬の風物詩である。
 
 そのクラブW杯で、なんと開催国枠で出場した鹿島アントラーズが、決勝進出を決めたのである‼しかも、準決勝で、南米王者のアトレチコ・ナシオナルを破っての決勝進出である。
 日本国民としては喜ばねばならない…のだが、やはり前述したように、欧米王者VS南米王者のころが懐かしい身としては、少しばかり拍子抜けしてしまっている(アントラーズファンの皆様、大変申し訳ない。嬉しくないわけではない…けれど、けれど、決勝というには…という、複雑な心境なのである)。

 でも実は、スポーツ紙記者も同じ心境だったのではなかろうか。
 何故なら、1面にしていたのは、3紙のみだったからだ。恐らく、優勝でもしたらそれこそ1面ジャックの可能性はあるだろうが、それまでは「1面ジャックにはまだ早い」とクギをさしているのではないだろうか。
 15日木曜日、優勝して1面ジャックするか否かの結果が出る。
 1面ジャックしていたら、間違いなく来週も引き続きブログは鹿島アントラーズになるだろう。その時は、鹿島アントラーズファンに、わたくし、潔く謝る覚悟である。



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2016年12月09日

大谷祭り

 今週は、毎日のように日本ハムの大谷選手が1面を飾っていた。
 
 男子ゴルフではシーズンが終了し、池田勇太選手が念願の賞金王になったというにも関わらず、日刊スポーツ1紙のみの1面。…やはり連覇がかかった石川遼選手か、いまや日本男子ゴルフ界のエースになった松山選手が優勝しないと、1面ではなかなか取り上げてくれないらしい…。
 Jリーグも王者が決まり、大逆転の末鹿島アントラーズが年間王者の座についたのだが、こちらもスポーツニッポンと日刊スポーツ2紙のみである。…こうみると、日刊スポーツはそれなりにアスリートの苦労に報いる1面作りを目指しているようだ。せっかく1年間頑張って年間王者になったにも関わらず、週末のGTの競馬予想を1面にされてちゃ、選手もファンもモチベーションがダダ滑りだろう(もちろん、ウマだって騎手だって、1レース1レースにかけて臨んではいるのだろうが)。

 そんな今週の、アスリートに対して冷たい北風が吹き荒れる中、一身に注目を浴びていた選手がいる。それが、冒頭で書いた大谷選手。
 契約更新の際、日本ハムから将来的に大リーグへ進んでもよいというような確約をいただいたようなのだ。日本球界にとっても、日本ハムにとっても大打撃ではあるが、大谷選手が海を渡ったあとも、体の大きなスラッガー相手に日本と同じように二刀流で活躍してくれたら、どんなにか日本中に元気があふれることか。どんなに日本中が勇気づけられることか。
 まだまだずっと先のことになるであろうが、必ずやってくるであろう大谷選手の大リーグへの移籍の日が、一歩ずつ実現に向かっていることを、今週の1面で起きた大谷選手祭りが示している。
 確約をもらったというだけでここまで連日1面を賑わせるのも、大谷選手がもう既に日本のエースであることを証明しているといえよう。


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2016年12月02日

1面に載る悦び

 今週の出来事と言えば、まあ多分、ほとんどの人が連日ニュースで続報が流れている歌手のASKA被告の覚せい剤使用容疑での逮捕だろう。何せ、自分で「盗聴されている!」と110番しちゃったわけで。
 もう転落の一途を辿っているなあと思わざるをえない。ドラマ「振り返れば奴がいる」の主題歌「Yah Yah Yah」や、「101回目のプロポーズ」の主題歌「SAY YES」など、名作ドラマの主題歌を担当してヒットを重ねてきたのに…。相方のチャゲさんも気の毒である。

 それにしても「Yah Yah Yah」の出だし、覚せい剤逮捕後の今読むと、何て意味深なんだろうと苦笑いしてしまっているのは私だけではないだろう。私ら世代の人なら一度は耳にしたことがあるはずだ。
「必ず手にいれたいものは 誰にも知られたくない  百ある甘そな話なら 一度はふれてみたいものさ  勇気や愛だと 騒ぎ立てずに その気になればいい」
で、このあと有名な「これから一緒に(×2)殴りにいこうかー」に続いていくのだが。

夜21時すぎにニュース速報が流れてきたくらい、ビッグニュースだったのだが、結果としてはトーチュウとデイリースポーツを除く4紙が1面だった。

この話題は恐らく今後もちょくちょく出てきそうなので、今週はスルーしようと思う…と言いつつ、前置きで長いこと書いてしまったのだが。

今週は、オリックスからFA宣言して阪神に移籍した糸井選手について書こうと思う。
35歳にして4年契約。ここからしてすごい。年齢的に、阪神に骨をうずめる覚悟なのだろう。
契約が決まったデイリーの1面は今にも踊り出さんばかりに、見出しには「糸井 入団会見 キャリアハイで監督胴上げ スポーツ紙1面ジャック」とあった。
本人もコメントで「13年間やってきてこんなに1面に載ることがなかったので」と言っていたが、いやいや、阪神に移籍したら、いい時も悪い時も連日1面である。まあそれも、水を差すようで申し訳ないが、あえて言わせてもらえば、デイリースポーツだけである。
ただ、そのことをデイリースポーツは認めていないことが、今回発覚した。
というのも、「(タイガースは)マスコミの追う数が12球団で随一」と書いてあったり、記者会見での糸井選手のコメントも「マスコミのイメージが強くて、新聞の大半を占めているというイメージ」と載せたりしているが、大半でいうなら、やはり巨人に勝るものはないんじゃなかろうか。あとは最近では大谷選手率いる日本ハムか。
連日1面って…。それはデイリースポーツの1面というだけであって。
糸井選手、そこで喜んじゃ、後がもたないのでは?調子悪ければ、デイリースポーツは1面でつるし上げにしてくるのだから…。心して、4年間全うしていただきたい。
まあでも、優勝して金本監督を胴上げ出来たら、正真正銘の1面ジャックになることは間違いないと思うので、そこは是非とも目指していってもらいたいと調査隊も願うばかりである。



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2016年11月24日

11月の大雪がもたらした1面

 本日、朝からみぞれ混じりの雨だったのが、雪に変わり、東京では54年ぶりの11月の初雪を観測した。
 降るぞ、降るぞと2,3日前から予報では言われていたけれど、最近結構天気予報が外れることもあったので、さほど気に留めていなかったのだが、本当に雪になった。

 さて。東京に初雪をもたらしたこの寒気。数日前にすでに北海道には強い寒気がなだれ込んでおり、23日には最高気温−4度という11月とは思えぬ極寒の気温を記録している。そうなってくると、やはり北海道をもってしても「聞いたことがない」くらいの11月としては異例の猛吹雪に見舞われているのである。

 この北海道の大地をホームグラウンドをおくのが、先日大谷翔平選手の大活躍によって日本一の栄光を手にした日本ハムファイターズなのだが、一時は大学にまでメディアが押し寄せていたほど有名人だったハンカチ王子こと斎藤佑樹投手が所属している。
 もう既にスポーツ紙の1面ではお目見えしなくなってきた彼だが、なんと野球とは別の話題で1面に取り上げられたのだ。
 それが、北海道美瑛町で起きた横転事故による人命救助。漫画のような、本当にあった出来事。対向車線を走っていたミニバンがスリップ、横転した際に、ミニバンから運転していた男性を助け出したというもの。
 23日のスポーツ紙朝刊では、なんとスポーツニッポンと日刊スポーツの2紙が1面に取り上げられていた。もちろんスポーツ紙だけでなく、テレビのスポーツニュースやネットでも話題になっていた。スポーツニュースでの記者に対する受け答えは昔の好青年の面影を残すような「居合わせただけで大したことはしていないが、人としてできることをしただけ」と優等生コメントをしていたが、どうやらネットの住人達には辛辣なコメントをされてしまっているようだ。
「プレーでも活躍してほしい」なんてものは序の口。「プロ初白星が人命救助」とか「戦力外通告されているかと思ったら人命救助してた」なんてものから、ひどいのは「斎藤佑樹に助けてもらってまで生きたいとは思わない」とか。
…斎藤佑樹が可哀想とかそんなんでもなく、別の意味で人間性を疑ってしまうのはわたしだけだろうか…。
そんなんだから、スポーツ選手も芸能人も「エゴサーチ」を自ら禁じている人が多いのだろう。いいじゃないか、素直に「人命救助、すばらしいね」で。本人だって、プレー以外でプレー以上の注目を浴びているのはいたたまれない気持ちもあるだろうし、そこをわざわざ他人が匿名でほじくり返すのは、大人げないと思うのだが。

スポーツ紙の1面が、素直に「人命救助」として1面で称えていてくれたことが唯一の救いであろうか。

 めげるな、ハンカチ王子‼ファンでは決してないけれど、悪意あるネットコメントには屈してもらいたくないのが、スポーツ紙1面調査隊なのである。


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2016年11月17日

フィッシング詐欺1面

 17日朝刊。
 コンビニや駅の売店に並ぶスポーツ紙1面の見出し。
 「原口」「元気」「ハリル監督」の名前が踊る。そして意外や意外、デイリースポーツまでも「原口」‼
 そう、16日に行われた男子サッカーのロシアW杯のアジア予選。もう後がない、日本が対戦するのは現在予選B組1位のサウジアラビア。これは勝ち点3をとるしかないという、背水の陣での勝負。ドローも許されない。
 結果、今までの功績・実績から、ハリル監督も海外組の香川・本田両選手をスタメンで使ってきたのだが、恐らくこの試合は、自分が信じる感覚でスタメンを決めてきたのだろう、その采配が的中したようで、新メンバーの活躍と、彼らの活気あふれるプレーがさく裂した。
 2点先取のあと、後半、気が緩んだ(ように、私からはみえた)一瞬のスキをついて、1点返されたが、その後あちらに退場者がでたこともあって、無事に逃げ切った。この返された1点がなければ、得失点差で実はB組トップになれたのだが。まあ、そこはまだまだ予選が続くので、とりあえずは置いておこう。

 で、今回のサウジアラビア戦、1点目は清武選手のPK弾。2点目は原口元気選手。この2点目が決定弾になったことで、17日の見出しには「原口」「元気」の文字がおどったのである。ここで驚くべきは、なんとデイリースポーツまでもが「原口」1面だったのだ。

 「おっ」と思ってデイリースポーツを買ってしまった方は、彼らの老獪な手法にダマされてしまったわけである。この原口、阪神の「原口文仁」選手なのである。そんな1面にするほどのネタではないので(まあ、毎日のように阪神ネタで1面にすることもないネタが続いてはいるのだが)、この日ばかりはあえて当ててきただろうとこちらも邪推してしまうのだ。これは16日のサッカーの話題は読み漁りたい方々をターゲットにしたフィッシング詐欺に近くないだろうか…。言い過ぎだろうか。いや、でもレジにくらいまで持っていってしまった人は必ずいるだろう。
 1面調査隊から一言申し上げたい。デイリースポーツの記者の方、堂々とサッカーも応援しませんか‼



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2016年11月11日

1面におけるネームバリュー

 ネームバリューの重要度は、高校生にまで影響を及ぼすものなのか、と今更ながらに1面トップを飾る難しさを感じた1週間であった。
 春の選抜を決める都大会、清宮君率いる早実が決勝まで残った。夏もメディア・ファンの集客率には目を見張るものがあったが、結局この時は決勝までいくことなく、怪物と呼ばれた清宮君一人の力では甲子園は難しいということを実証したのだったが。
 今回、清宮君は、実は決勝で5打席、全て三振してしまっているのである。全く快音を響かせていないのである。
 その次打席の1年生の4番野村選手がきっちりと最後に2ランを打って劇的なサヨナラ勝ちとなったのだ。
 まさにミラクル。メークドラマ。清宮君も、後輩ながら頼もしい野村君に去年までの自分を重ねたかもしれない。1年生は、重圧を必要以上に感じてしまうか、もしくは怖いもの知らずで何も恐れることなく実力以上のものを発揮できるか、2パターンに分かれるであろう。1年前の清宮君や、今回の野村君は、後者に相当するのかもしれない。主将になって必要以上に重圧を感じてしまったのは、今回の決勝での清宮君かもしれない。
 それが空回りしたとしても、きっちりと後ろで受け止めてくれる、頼もしい後輩がいるからこその全国区に出られるチームとなりえるのだと思う。
 が、今回センバツ出場を決められたのは、これまでチームをまとめてきた清宮君の力はもちろん大きいが、サヨナラ2ランを放った実質的な立役者は野村君だったはずだ。
 それが、蓋をあけてみれば、清宮君一色。清宮君が胴上げしている写真ばかり。いいのか、それで。スポーツ紙記者よ。主将だとしても、決勝で5打席空振り三振だった清宮君を1面にして、野村君には見出しですら触れていないのは、野村君の今後に影響しないのか…。どうか、腐らないでセンバツでも活躍していただきたいものである。ひたすら、この若武者のために祈るばかりである。

 そんなこんなで野球ばかりが1面を賑わす日本のスポーツ紙1面だが。
 なんと。めったにない、まさに世界的政治ネタが1面を獲ったのである。それも、日刊スポーツとスポーツニッポンという、スポーツ紙の中心的役割を担う2紙の。
 もう想像はついていると思うが、アメリカ大統領選挙の結果である。もちろん、1面はトランプ氏の大見出しとアップの写真。
 ほんとーーーーーに、滅多に政治の話題が1面を獲ることはないのである。スポーツに関係ない政治オンリーの話題が1面を獲っていたのは、東日本大震災後の崩れ落ちている原発炉への対応以来じゃなかろうか。日本の選挙の翌日ですら、1面を獲ることは殆どない。谷亮子とか、元スポーツ選手が当選したとか、そんなことくらいだった。一気に国も話題も飛び越えて日本のスポーツ紙の1面を獲ったトランプ氏は、ある意味「さすが」の一言につきる。ネームバリューはやはり世界規模だった。


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2016年11月02日

新“持ってる”男、大谷‼

 もう少し引っ張るかなーと思いきや、案外第5戦、6戦であっさりと決まってしまった。引き延ばしての、第7戦で黒田投入、そして黒田最後の試合で勝利で優勝なんてプランを広島は考えていたのだろうが、そんなにうまく事は運ばないのが現実だ。
 それに引き換え、日本ハムは出し惜しみなく、泣いても笑っても今年のシリーズはこれがシーズン最後とわかっていて大谷選手をだせるところで出した。投げては165キロ、代打で出てもきっちり打って結果を出すという、恐るべし二刀流・大谷選手。
 で、この日本ハムの優勝だが、1面の結果はというと、5紙1面。広島が勝利だったら恐らくデイリーも日本シリーズにしていたのだろうが、敗北を喫したので、あえて触れずにまさかの競馬予想。
 日本ハムの優勝を1面にした5紙にも、色が出た感じもする。大谷選手を見出しに、優勝とした紙面が3紙。栗山監督が1紙。大谷選手は今シーズン、自他ともに認める中心選手だからこれはわかる。栗山監督も、わかる。サッカーだって、誰が点を決めようと、「ハリルJAPAN」が見出しになることはよくある。監督が率いているのはその通りなのだから。もう1紙は、何故か中田選手。今年そんなに目立った感じもなかったが…。大谷選手や栗山監督を抑えての1面見出しゲッツ‼

 それでも、今年の日本ハムの優勝は、やはり大谷選手あってこそだったなという総合的なイメージが残るが、優勝した栗山監督をもってしても、「最後に黒田投手の試合が見たかった」と言わしめた黒田投手の存在感は、広島カープ関係者でなくとも、納得だろう。是非、本当に最後の最後で引退試合があるとするなら、そこで大谷選手との投手対決が実現していただけると、スポーツ紙も盛り上がることだろうと密かに願っている。


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2016年10月28日

黒田VS大谷 1面対決も延長戦

 今週から、日本シリーズが始まった。
そして思いがけず先週に引き続き黒田VS大谷という構図になった。
 しかも、黒田選手は投手としてだが、大谷選手は何と代打での1面である。
 日本シリーズ第3戦、黒田投手が先発したこの試合で、延長10回、代打で回ってきた大谷投手が、なんとサヨナラ弾を放ったのである。
 なんと「持っている」男なんだろうか。
 第1戦に先発出場も、完全アウェーの広島の熱気に気おされたのか、3失点KOで黒星がついてしまった大谷投手。それで逆に打者として火がついたのかはわからないが「とられた分の倍はとりたい」といって、有言実行した形だ。半沢直樹ばりではないか。「やられたらやり返す‼倍返しだ‼」というセリフを是非に言っていただきたかった。
 日本シリーズが始まる前に黒田投手は今季限りでの引退を発表していた。この第3戦は事実上の最後の試合だった。6回に足の張りを訴えてマウンドを降りたが、他のナインたちも含めて黒田投手に勝利を捧げたかったであろう。その広島の選手やファンたちの気持ちをも圧倒する、大谷選手の運と実力。
 野球の神様がいるなら、愛されているだろうなあと思わざるをえない。
 まあ、黒田投手も自分が引退するからって対広島戦で手加減されても、逆に引退しても後味が悪くなってしまうだろう。
 あれだけのスーパースターに全力で向かってこられた最後の試合は、黒田投手にとっても思い出深い、プロとして最後の試合にふさわしいと思えるものになったであろう。

 プロとプロとの本気のぶつかり合いで、2−2のタイまで持ち込んだ今年の日本シリーズ。野球ファンのみならず、皆がわくわくできるような、そんなシリーズになっているようだ。いよいよ、再度場所を広島に移して、最終決戦が行われる。これで、名実ともにどちらが1面ジャックに値する器か、判明する…。
 来週の結果に、乞う、ご期待あれ。


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2016年10月21日

黒田VS大谷、世紀のセ・パ1面ジャック対決‼

 今は何はともあれ、野球だ。
 日本人は、とかく野球が大好きだ。
 だから今週は野球が1面だらけでも、許してあげていただきたい。

 何せ、先週は一足先に広島が日本シリーズ進出を決めた。25年ぶりという干支を2週もまわった長期間にわたる地元愛の勝利である。スポーツ紙が盛り上がらないわけがない。
 その広島、日本シリーズ進出決定は、トーチュウに阻まれ、残念ながら5紙1面で終わってしまったのだが。トーチュウは中日がクライマックスシリーズにすら進出できなかったからか、クライマックスシリーズそのものに興味を失ったようにみえた。なぜなら、この日1面にしていたのは来季の成績に大きく影響が出てくるであろうドラフト予想だったからだ。

 そんなトーチュウをも、そして阪神・広島というデイリースポーツのおひざ元ではないばかりか、セ・リーグですらないパ・リーグが、1面ジャックをするという快挙を成し遂げた。
 それも、個人選手名で。日本ハムの大谷投手である。まさに、投手・野手での二刀流というだけでなく、セ・パともに心をつかむ二刀流である。今週はこれでブログは決まりだな、と思っていたところ、その二日後、今度はセ・リーグの投手が個人名で1面ジャックをすることになった。
 もうお分かりだろう。…まあ、タイトルもまさにそれなのだが。

 このブログがアップするころには、知らない人はいないであろう、黒田投手の引退発表。
 これはスポーツニッポンやサンケイスポーツなどの推し団がないスポーツ紙だけでなく、トーチュウもデイリーも黒田投手のアップの写真とともに引退の文字をはっきりと浮かび上がらせる趣向だった。
 海を渡って大リーグで活躍後、あちらでのオファーを断って、野球人生の最後を日本で迎えたサムライ、黒田投手。25年ぶりに古巣に優勝という大きな贈り物とともに去っていくなんて、まさに「男気」黒田である。
 スポーツ紙の読者層のハートを掴むには、この男気が必要なのだろう。

 こうしてセ・パ両エースが1面ジャックを果たしたので、延長戦突入となる…。日本シリーズで、黒田投手と大谷投手がどのような結果を残すかで、1面対決は決着が着くであろう。乞う、ご期待である。



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2016年10月14日

ハリルジャパンの新聞各社の評価 & おまけ「全国紙の読者層」考察

 スポーツの秋。盛り上がるスポーツ紙‼
 クライマックスシリーズが、絶好調である。毎日のように1面を飾っている。日本の期待の星、大谷投手も投手でもバッターでも絶好調。スーパーヒーローである。

 そんなクライマックスシリーズがスポーツ紙1面を席巻している今週、ある大きな大会の予選があった。…もう負けられない、サッカー日本男子代表の、ロシアW杯出場をかけたアジア予選である。今回の相手はオーストラリア。そしてアウェー戦。背水の陣で臨んだこの1戦。結果はというと、ドロー。

 さて。この結果を、スポーツ紙各紙がどうとらえたか。
 それによって、物事の見方というのは変わってくる。
 よく自己啓発本やビジネス書にある、「コップに入っている半分の水を、まだ半分あると捉えるか、もう半分しかないと捉えるか。それによって、その後の行動に大きく変化が現れる」というものと似ている。

 ちなみに、このハリルジャパンの敵地でのドロー試合を1面で取り上げたのはデイリースポーツを除く5紙。各紙の見出しは以下の通り。

スポニチ:喜べない勝ち点1 3戦連発 PK献上
スポーツ報知:組織で封じた豪の「高さ」 ドロー奪った‼自主的5バック 脱ハリル
サンスポ:年内続投!延命ドロー ハリル監督
日刊スポ:選手交代も無策ドロー ハリル監督進退会議
トーチュウ:してやったり‼敵地で豪州と1−1 ハリル監督 上出来ドロー

 ドローで終わったことを評価しているのがスポーツ報知、サンスポ、トーチュウ。ドローで終えたことを非難しているのがスポニチと日刊スポーツ。見出しだけでもわかる。
 この5紙のどれを選ぶかで、その購読者のハリルジャパンに対する評価は自ずと変わってくるだろう。ちなみに、東京本紙の総合発行部数(2015年度メディアデータ参考)、評価側3紙合計1,689,798部。対する非難側総合発行部数(同上参考)、2紙合計1,656,775部。
発行部数=購読者数とはもちろん言えないが、結構拮抗しているではないか‼

 これでデイリーがどちらにつくかで1面合戦の決着が着いたのだが。

 こうしてみると、1面を見比べる面白さを改めて感じる。全国紙ではよく比較されるのが社説での考え方だったりするのだが、スポーツ紙はそこまで一貫した社内での思想があるのかはわからない。それでも、試合結果ひとつとってもこうして真逆の見出しに分かれるのだから、やはり人間の考え方は十人十色なのだなあと思ってしまうのだ。

 次のハリルジャパンの結果次第で、その新聞それぞれの考えに一貫性があるのかどうかも、恐らく出てくるだろう。…と、今更ながら1面調査隊らしく分析してみた。

 ここから先は、おまけ。

 東洋経済新聞社の記事に、面白いものがあったので。
 スポーツ紙の論評について上で語ったので。読者層の偏りが地域によってあるのか否かということに焦点を絞った記事。

 東京都53市町村と神奈川県横浜市18区と川崎市7区でそれぞれ最も読まれている新聞を、フリーライターの小林氏が独自で調査したものである。オフィスが集中する東京都港区・新宿区・渋谷区・中央区・千代田区のザ・ビジネス街では当然のごとく日経がトップ。その他東京13市区・横浜8区・川崎1区では朝日がトップ。なんと販売部数全国1位を誇る読売はその他の市区町村でトップという結果になった。
 先のスポーツ紙のところでも書いたが、必ずしも購読者=発行部数ではないこと、販売店に卸している部数にしても、営業力の差というものもあるので、全てが社会情勢を反映しているとは限らないことだけ、念のために付け加えておく(筆者の方もそのようにことわりを入れている)。
 そして朝日新聞がトップになっている13市区を見ると、JR中央線エリアの市区沿線だそうだ。このJR中央線エリアは首都圏でも高学歴層が多いエリアだという。大学卒の割合が、他の鉄道沿線エリアに比べると突出しているようである。そういえば、大学入試では必ずと言ってよいほど「天声人語」を予備校でも推奨されたものである…。朝日新聞は必読だと、思い込まされていた気もする。
 面白い結果がもう一つあって、荒川区では王者朝日を抜いて2位、墨田区・足立区・江戸川区・葛飾区・板橋区では読売・朝日に次いで3位につけたのが、なんと産経新聞。
 筆者の方の分析では、2002年8月まで「下町版」というのが存在しており、下町の情報を手厚く扱ってきたからではないかとしているが、つい先日まで仕事上産経新聞を調査していた私が考えるに、1部110円という安さ、文字の大きさ、カラー記事の多さから、ご年配の方々にも読みやすい紙面になっているからではないかと推察する。

 こうした、全国紙が読まれている地域性も、分析してみると、非常に奥が深いものがある。新聞社それぞれの論調とともに、読む側の視点というものも大いに新聞の発行部数に関わってくるのであろう。


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